かりん酒とは

かりん酒とはかりんを氷砂糖やハチミツと一緒に焼酎に漬け込んで作る果実酒のことです。
かりんは秋に旬を迎えることや喉や風邪に効くことから、風邪をひきやすい冬に備えて秋に漬け込むのが一般的です。

かりんとは

中国原産バラ科の落葉樹で、別名「安蘭樹(あんらんじゅ)」。
春頃になるとピンクや白色の可愛らしい花を咲かせ、秋になると実をつけます。成熟した果実の表皮は黄色くつるつるとしていてパパイヤに似ており、手に持つとどっしりと重みがあります。
成熟するとフルーティーな甘い香りを漂わせるので、その香りからさぞかし甘くて美味しい果物なのだろうと思われがちですが、実際は繊維質で固く渋いので、とても生のままでは食べられません。加熱すると渋みは抜けるので、
花・果実ともに楽しむことができ、尚且つ新緑や紅葉も美しい樹であるため、家庭果樹として人気があります。かりんに似た果物で「マルメロ」という果物がありますが、此方も生食には向かず、果実酒や砂糖漬けにすることで食べることができます。

かりん酒の効能

古くからかりんには様々な薬効があるとされ、漢方薬・生薬としても使われてきました。生薬名を和木瓜(わもっか)、もしくは木瓜(もっか)といいます。
特に呼吸器系の炎症や喘息に効果があるアミグダリンという成分が含まれており、風邪のひき始めで喉が痛いという時にかりん酒を飲むと、本格的な風邪にならずに済むといわれています。
また、安眠効果もあるため夜寝る前に少量飲むことで身体が温まり、寝つきが良くなります。
クエン酸も豊富で疲労回復の効果も期待できるため、何かと忙しく疲れやすい冬には風邪予防にもなって最適ですね。さらに、続けてかりん酒を飲むことで免疫力が高まり、風邪をひきにくくなるともいわれています。

かりん酒の作り方

完熟のかりんをしっかり洗って表面の水分をふき取った後、半日から一日陰干しして乾かします。
その後、種と一緒に輪切りにして煮沸消毒したビン容器に氷砂糖と一緒に入れ、35度以上のホワイトリカーを注ぎます。出来上がったら縁の下やシンク下などの冷暗所で保存します。
熟成には最低でも三ヶ月はかかりますが、飲み頃としては六ヶ月が目安です。
熟成後は実を取り出し、お酒をこして別の容器に移し替えます。漬け終わった実はジャムにして食べることもできます。

まとめ

お湯割りや水割り、ソーダ割りなどが基本の飲み方ですが、シャーベットにしたりゼリーにしたりしても美味しそうです。風邪をひきやすい冬はかりん酒で風邪予防したいですね。