キャノーラ油とは

品種改良された「キャノーラ品種」の菜種から採油された、菜種油の一種です。
キャノーラ品種は、従来の菜種において危険視されていた「エルカ酸」「グルコシノレート」という成分を含まない品種であるため、それまで菜種油の食用を禁止していたアメリカも、キャノーラ油が流通するようになってから菜種油の食用を認可しました。

サラダ油とキャノーラ油の違い

サラダ油はサラダ用ドレッシングに使われることを前提に作られた食用油のことで、低温でも凝固しない特徴があります。米・菜種・大豆・トウモロコシ・ゴマ・ブドウ・ヒマワリの種・紅花・綿実の9種類のいずれかを原材料に使ったものを指すため、菜種を使って作られたキャノーラ油もサラダ油に分類される油になります。

キャノーラ油の歴史

元々、日本では古くから菜種油を食用として用いてきました。江戸時代を迎えるころには菜種油の生産が全国に広がり、天ぷらなど揚げ物料理の発達に菜種油が大きく関わったとされています。明治時代以降も菜種の栽培は続き、菜種油は植物油を代表する存在でした。
しかしながら、アメリカでの菜種油は精製技術がないために潤滑油としての役割を長年していため、カナダから精製された菜種油が輸入されても一般家庭に受け入れられることは難しいことでした。加えて、当時の菜種油には心疾患の要因となりうる「エルカ酸」と、人を含む動物の甲状腺に健康被害を及ぼす可能性がある「グルコシノレート」が含まれていたため、アメリカ国内での食用としての使用が制限されることになったのです。
その後、1970年頃からカナダでこの二つの成分が含まれない菜種の研究が始まり、15年以上に及ぶ研究者たちの苦労が実を結んだ末、1985年に安全な油としてキャノーラ油がアメリカ食品医薬局に登録されました。

キャノーラ油の使い方

加熱に強い油なので、揚げ油・炒め油どちらに使っても脂っこくならず、また食材の味や香りを邪魔しないので色々な料理に使うことができます。ドレッシングにも勿論使えますし、焼き菓子に使うとサックリと軽い口当たりに仕上がります。
また、通常酸化しやすいキャノーラ油ですが、現在各メーカーから酸化しにくいキャノーラ油も販売されているので活用していくといいですね。

サラダ油と比較して

キャノーラ油はリノール酸・オレイン酸が多く含まれているので、血中コレステロールを下げる効果が期待できます。値段も手頃で、味や匂いにクセがないので幅広い料理に使えます。

ハーブ油とは

ハーブ油(ハーブオイル)とは、ハーブの香りと風味がついたオイルのことを言います。普段の料理の下ごしらえや仕上げに使うだけで、手の込んだ味わいに変えることができる調味料です。

ハーブ油の組み合わせ

ハーブオイルは組み合わせ次第で好きな味わいや香りを出すことができます。おすすめの組み合わせをいくつかご溶解します。

油の種類

植物性の油を使用しましょう。オリーブオイルやグレープシードオイル、ひまわり油やなたね油、サラダ油などお好みの油を使うことができます。

ハーブの種類

ハーブと料理の組み合わせの一例になるので、他にも色々なハーブと組み合わせることができます。

・ローズマリー:すっきりとした香りが特徴で鶏肉や白身魚など淡泊な素材との相性がよいです。

・バジル:肉・魚・野菜どの素材とも合い、トマト料理との相性がよいです。

・レモングラス:レモンの香りが特徴的なレモングラスはエスニック料理との相性がよいです。

・タイム:魚介系の料理やマリネ、ドレッシングなど酢との相性がよいです。

・セージ:肉の臭み消しに適したハーブなので肉料理との相性がよいです。

・オレガノ:清涼感のあるスパイシーな香りが特徴的なオレガノは、トマト料理や肉や魚の臭み消しにも使えます。

・フェンネル:魚のハーブと言われるフェンネルは甘い香りが特徴的で、魚料理やサラダ、マリネとの相性がよいです。

・ローリエ:メニューを問わず合わせることができ、食材の臭み消しや爽やかな香りづけに使えます。

ハーブ油の作り方

フレーバーオイルとしてスーパーなどで販売されていますが、ハーブを油に浸けるだけなので簡単にご家庭でも作ることができます。煮沸消毒した瓶に水気をしっかり拭き取ったハーブとお好みの油を入れます。ハーブは油に完全に浸るようにするのがポイントです。直射日光に当たらない場所で保存し、1日数回振り、2~3週間寝かせれば油にハーブの味と香りがつきます。その後、ハーブを漉せば完成です。ハーブの水気をしっかり取り除き、完全に油の中に入れないと、腐敗やカビの原因になります。冷蔵庫で保存すれば1か月ほど日持ちがします。

ハーブ油の使い方

料理の下味や最後の仕上げとして使えるだけでなく、塩を足せばパンに付けるディップになり、塩・黒胡椒を足し入れ、クリームチーズを入れればチーズのオイル漬けを作ることができ、料理だけでなくワインのおつまみにもピッタリです。料理の炒め油、肉や魚の下味付け、ドレッシングやソース、マリネなどの風味漬けなどハーブ油は多種多様に使うことができます。ニンニクや唐辛子、香辛料などを加えたり、ハーブを数種類ミックスするとまた一味違った味わいを楽しむことができます。

まとめ

ハーブ油で食材をソテーし、塩・胡椒の味付けだけでも深みとコクのある、ひと手間かけたような味わいが口に広がります。ハーブの種類によって味わいが全く異なるので、ハーブが余ってしまったとき是非作り置きしてみてはいかがでしょうか。常備品にしたくなる調味料の一つです。