ココナッツオイルとは

ココナッツの種から採れる油のことです。種の内側にある胚乳と呼ばれる白い部分を低温圧搾して油を抽出します。
パーム油と混同されることがありますが、パーム油はアブラヤシの実から採れる油であり、ココヤシの実から採れるココナッツオイル(ヤシ油)とは別種です。

ココナッツオイルの効能

ココナッツオイルは美容効果やダイエット効果が高いということで、海外セレブやモデルが日常的に意識して摂取していると話題になりました。
ココナッツオイルは60%以上が中鎖脂肪酸であるため、油でありながらも脂肪として蓄積されにくく、新陳代謝を高めて多くのエネルギーを燃焼します。また、代謝を高めることにより善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らす働きをします。このような働きによって心疾患や動脈硬化を予防するため、日常的にココナッツオイルを摂取する地域では心血管疾患患者が少ないという報告もあります。
その他、ココナッツオイルには「トコトリエノール」というビタミンEの一種が含まれています。トコトリエノールは抗炎症作用と強い抗酸化作用を持ち、体内に吸収されてから皮膚に多く分布されるため、紫外線による酸化を防ぐ効果があります。さらに純度のココナッツオイルを塗って外出すると日焼け止め効果が期待できます。しかしながら天然成分である以上、市販の日焼け止めクリームより日焼け止め効果は短いので、市販のものと併用するといいでしょう。

ココナッツオイルの使い方

ココナッツ特有の甘い香りがしてサラサラとしているため、様々な料理に加えることができます。
特に手軽で人気なのがココアやコーヒー、紅茶に入れて飲むアレンジ方法。また、フレンチトーストやバニラアイスなどのスイーツにかけても違和感なく食べられます。バニラアイスにかけるとオイルがパリッと固まって食感の違いも楽しむことができます。
食用以外だとマッサージオイルやヘアケアオイルとして使うのがオススメ。マッサージオイルとして使うと、ほのかな甘い香りがリラックス効果にもつながり、伸びの良いオイルが肌に馴染んで、弾力のあるしっとりしたお肌になります。
髪の毛にオイルを馴染ませてパックすると、まとまりのいい、しなやかな髪になります。

いつもの油の代用として

有名モデルのミランダ・カーさんが愛用していることでも有名なココナッツオイル。彼女はココナッツオイルがないと生きていけないというほど、毎日のように摂取しているようです。
食用以外にも様々な使い方ができるので常備しておきたいですね。

ココナッツミルクとは

ココナッツオイルと並んで健康食品として注目されているココナッツミルク。

十分に熟したココヤシの実(ココナッツ)の種の内側にできる、胚乳といわれる白い部分を加工して作られた液体です。
胚乳とは種が成長する際の栄養分になるもので、ココナッツミルクはこの胚乳を水と一緒に煮込んだ後、裏漉しして作られます。こうして固形である胚乳が液体状になるのです。
牛乳が含まれているわけではありませんが、牛乳のようにまろやかでコクがあり、独特の甘い香りがします。亜熱帯地方では飲み物としてそのまま飲むほか、様々な料理に使われています。

ココナッツミルクの効能

美容効果やダイエット効果が期待できるとして近年注目されているココナッツミルクですが、中鎖脂肪酸が豊富に含まれており、脂肪燃焼に役立ちます。
同じようにココナッツオイルもダイエット効果があり、海外セレブたちが好んで使っているということで注目されましたが、ココナッツミルクは中鎖脂肪酸に加えて抗酸化作用もあるので、ココナッツオイルよりもダイエット効果が高いとされています。
さらに、ココナッツミルクは体内に入ると「ケトン体」という成分に分解されるのですが、このケトン体は脂肪を燃焼してエネルギーに変え、食欲を抑えるという働きがあります。小腹がすいた時や午後のおやつの時間にココナッツミルクを摂ると食べ過ぎを防げるので、脂肪燃焼をしながら余分なカロリーを摂取しないで済むという利点があります。
また、カリウムやマグネシウムなどのミネラル類も豊富で、むくみの予防・解消効果があり、ホルモンバランスを整える効果がある亜鉛、女性が不足しがちな鉄分も含まれています。

ココナッツミルクの使い方

マンゴー、バナナなどの南国フルーツや、タピオカ、ナタデココと組み合わせられることが多いココナッツミルクですが、カボチャやサツマイモとも相性がよく、フィリピンには「ギナタアン・ビロビロ」というココナッツミルクのサツマイモ入りお汁粉があります。
暑い時期の冷たいデザートと考えられがちですが、温かくしても美味しく食べられるので、白玉を入れてお汁粉にしてもいいですし、抹茶を入れてココナッツミルクの抹茶ラテにしても温まりそうですね。

ココナッツオイルとジュースの違い

ココナッツジュースと混同されがちですが、ココナッツジュースは若いココナッツの種の中に含まれる液体のことで、胚乳を加工して作られるココナッツミルクとは別物です。しかしココナッツジュースもココナッツミルクに負けず劣らず栄養豊富で、点滴として使われている地域もあるほどです。
双方ともスーパーで手軽に入手できるので見かけた際には購入してみてはいかがでしょうか。