センテッドゼラニウムとは

南アフリカ原産フウロソウ科テンジクアオイ属の多年草で、ゼラニウムの中でも特に香り高いものの総称です。別名『ニオイゼラニウム』といいます。
生育が良く、虫もつきにくいので育てやすい植物です。湿気と寒さに弱く乾燥気味の土地を好むので、軒下など直接の雨や雪が当たらないところで育てるのがオススメです。また、人間にとってはいい香りでも蚊はこの香りを嫌うため、窓の近くに植えれば天然の虫よけにもなります。
古くから香水やエッセンシャルオイル、香辛料として使われています。香りがいいと聞くと花そのものから香りがするイメージがありますが、センテッドゼラニウムの場合は葉や茎の部分に香りがあり、花からはほとんど香りがしません。
様々な種類があり、その種類によって花や葉の形、色、香りが異なります。バラの香りがするものが一番ポピュラーですが、レモンやライムなどの柑橘系の香りがするものや、アンズ・リンゴなどのフルーティな香り、ミントの香りがするものもあり、バラエティに富んでいます。特にバラの香りの「ローズゼラニウム」は香りが強いため、直接顔を近付けずとも、近くを通るだけで香りを楽しむことができます。
花言葉は『真実の愛情』『尊敬』『決心』

センテッドゼラニウムの利用法

葉・茎ともに香りはいいのですが生食には向いていないので、細かく刻んで焼き菓子の生地に混ぜ込んで焼き上げてしまうか、香りを移した後は食べる際に取り除くのが一般的です。
最近流行のフレーバーウォーターにするのもいいですね。ミネラルウォーターにセンテッドゼラニウムの葉を数枚入れて、数時間寝かせるだけで十分香りが移ります。
香りは乾燥させても長く残るのでポプリやサシェとしてもよく使われています。
乾燥させた葉を乳鉢ですり潰し、折り紙や和紙などで包んで手紙と一緒に添えれば、日本の伝統文化『文香(ふみこう)』となります。お礼状やご挨拶などの特別なお手紙を送る際に同封すれば、気持ちも一緒に届くはず。葉の粉末がこぼれないように包み紙はしっかりと封をしましょう。

センテッドゼラニウムの効能

センテッドゼラニウムの香りには不安な気持ちを落ち着かせ、不眠を解消する効果があります。
不安で眠れない夜にはセンテッドゼラニウムのハーブティーやアロマオイルを使うといいですね。
また、副腎皮質ホルモンを刺激し肌の調子を整える効果があるので、摘み取った葉をお風呂に浮かべるのもオススメです。
さらに抗菌、抗炎症作用があるので火傷の治療にも使うことができます。

まとめ

香りも良く、効能も豊かで育てやすいなんてガーデニングにぴったりですね。花も可憐で見ているだけでも癒されます。
鉢植えでも育てることができるのでベランダでも気軽に楽しめます。
これを機会に花のある癒しの生活を始めてみてはいかがでしょうか。