?ナム・プリックとは

ナム・プリックとはタイの伝統的な調味料の一つで、一般的には辛味のあるディップやソースのことを指します。タイの家庭料理のおかずとしては非常にポピュラーで、日本で言うと味噌汁のような“おふくろの味”がタイではナム・プリックにあたります。

ナム・プリックの種類

タイでは屋台や食堂などカジュアルな店だけでなく、高級レストランにもナム・プリックはメニューとして置いてあります。日本では聞きなれない調味料ですが、タイの北部では30種類以上も存在しており、辛味の強いナム・プリックが多く、タイの中央部では辛味の弱い味がマイルドな味が好まれています。

ナム・プリックの栄養価

ナム・プリックの材料である生のニンニクには、ビタミンやカリウムが豊富で疲労回復や美肌・アンチエイジングに効果的です。玉ねぎには血液をサラサラにし、デトックス効果があります。ライムには強い抗酸化作用があり、免疫力を高める効果があります。ナム・プリックは香味野菜や魚が入った発酵調味料なので栄養価も高く、夏バテや疲れが溜まっているときに食べたい調味料です。

ナム・プリックの作り方

ナムプリックは、唐辛子・ニンニク・玉ねぎ・ライムの果汁にオキアミと呼ばれるエビの一種を発酵させて作るカピと呼ばれる調味料を加え、クロックと呼ばれる石臼ですり潰して作ります。他にもナンプラーや砂糖、甘酸っぱいタマリンド、酸味のあるタリンプリンなどの果物などを加える場合もあります。入れる具材を変えれば様々な味を楽しむことができます。カピやタマリンドなどは、日本でも輸入食材店やデパートなどで購入することができます。

ナム・プリックの使い方

ナム・プリックをそのままご飯にのせて食べたり、生やボイル野菜、蒸しエビにディップとして付けて食べるだけでなく、チャーハンと一緒に炒め合わせると香ばしく一味違った味わいを楽しむことができます。またカレーやスープ、煮込み料理の味付けなどに使うことができます。

まとめ

ナム・プリックは野菜の甘味や唐辛子の爽やかな辛味が複雑に絡み合う発酵調味料で、ただ辛いだけでなく旨みや味に深みがあります。日本でタイ料理と言えば、グリーンカレーやトムヤンクンなどが一般的で、ナム・プリックを知っている方はごく僅かだと思います。しかし本場タイでは代表的な家庭料理であり、ナム・プリックはタイ料理の魅力を凝縮したような一品だと言えます。まだ口にしたことがない方はぜひ、その美味しさを味わっていただきたいです。