バターとは

バターとは、牛乳から分離したクリームを固めたもので、乳製品の一種です。バターは、原料となるクリームに乳酸菌を入れて発酵させた発酵バターと原料となるクリームをかき混ぜて固めた無発酵バターに分けられます。さらに、塩を添加している有塩タイプと添加していない食塩不使用タイプの計4種類に分けることができます。発酵バターは無発酵バターよりもコクがあり、風味が豊かです。日本では無発酵の有塩タイプが一般的です。

バターの歴史

バターはヨーロッパが発祥で、紀元前から使われていたと言われています。日本では、ヨーロッパに比べると歴史は浅く、4~6世紀頃に中国より伝わり、普及したのは13~14世紀頃になります。古来のバターは技術が未熟で自然と発酵が進んだため、ヨーロッパのバターは発酵バターが主流です。日本にバターが普及した頃には技術が発達していたため、発酵させないバターが作られ、そのまま無発酵バターが日本では主流となりました。

バターの栄養価と効能

バターは乳成分でできているため、消化が良く効率よく体内に吸収されます。またビタミンAは牛乳の約13倍近く含まれており、カルシウムの吸収を助けるビタミンDやミネラル、乳酸菌を豊富に含んでいるので、腸内環境を整え、ピロリ菌を減らす効果もあります。皮膚や粘膜の健康維持や動脈硬化予防、アンチエイジング効果にも期待できます。ただし、バターンにはコレステロールが含まれているので、取り過ぎには気を付けましょう。

バターの作り方

バターはご自宅でも簡単に作ることができます。用意するものは乳脂肪分42%以上の純生クリームと煮沸消毒した蓋つきの瓶です。植物性脂肪の生クリームはバターを作ることができないので購入する際は注意しましょう。瓶に生クリームを1/3くらいの量の入れ、蓋をして音がしなくなるまで、上下によく振ります。水分を捨てて2~3回この作業を繰り返します。容器に残ったかたまりがバターです。作る直前まで生クリームと瓶を冷やしておくことがポイントです。

バターの保存方法

バターはにおいを吸着しやすい性質のため、冷蔵庫で保管する際は、においの強い物の近くには置かないようにしましょう。また、酸化しやすいので密閉容器に入れて保存する必要があります。バターは冷凍庫で保存することもできるので、冷凍保存する際は、10gくらいの1回分のサイズにカットし、ラップで包んでから密閉袋に入れて保存しておくと使いやすいです。冷凍の保存期間は、開封前の場合は約1年、開封済の場合は1~2か月程度となります。酸化すると風味も損なわれるので、できるだけ空気に触れないように保存しましょう。

まとめ

バターは加熱しても栄養が損なわれないので、色々な調理法で用いることができます。料理だけでなく、お菓子やパン作りなど使われ、芳醇な香りと甘味を引き出してくれます。美味しいだけでなく、健康や美容にもよいバターを普段の食生活に活用したいですね。