パプリカ

「パプリカ」と聞くと、酢豚やチンジャオロースに入っている赤ピーマン・黄ピーマンのことを思い浮かべる方が多いかと思いますが、今回は香辛料として使われるパプリカをご紹介します。
ラテンアメリカ原産ナス科の多年草で、野菜として食べられているパプリカと、香辛料として用いられるパプリカは別品種です。目にも鮮やかな赤色とパプリカ特有の甘酸っぱい香りが特徴で、油との相性が良いため油を使う料理に使うと綺麗な赤みを出すことができます。また、長時間熱しても色褪せることがないので、煮込み料理にも使えます。
天然の着色料・香料として、辛味のあるソーセージ「チョリソー」にもたっぷりと使われています。
日本ではパプリカパウダーというと辛味のないものが一般的ですが、パプリカそのものには辛味のある品種や甘い品種もあります。
ハンガリーでは古くから使われている定番の香辛料で、辛みのあるパプリカで作る川魚のスープ『ハラースレー』がある一方で、『チルケパプリカーシュ』という甘口のパプリカで作るサワークリームがたっぷり入った鶏肉のシチューがあったり、一口にパプリカを使った料理といっても様々なレシピがあります。

パプリカの歴史

1493年、かの有名な大航海士コロンブスが様々な種類の唐辛子をスペインのカトリック両王に献上したのが始まりだとされています。その後ヨーロッパ各地に広がり、ハンガリーで品種改良されました。さらに、ハンガリー出身の科学者がパプリカにビタミンCが多く含まれていることを発見し、1937年にその研究の成果が認められノーベル賞を受賞しました。ハンガリーでパプリカが定番の香辛料となったのはこの科学者の功績といっても過言ではありません。

パプリカの使い方

肉料理と煮込み料理に使われることが多く、タンドリーチキンやキーマカレーなどスパイシーな料理を作る際もパプリカを加えることによって本格的な味になります。
トマトやニンニクと一緒に使うとパプリカの香りが一層引き立ちます。また、ディップソースやマヨネーズに混ぜれば色味が鮮やかになり、香りも良くなるのでオススメです。
また、パプリカをドレッシングに加えるとパプリカに含まれるレシチンが乳化作用をもたらし、分離しにくくなります。
グラタンやポテトサラダの仕上げに振りかけるだけでも色味のアクセントになっていいですね。

料理に色味を加えたいなら

唐辛子そっくりな見た目から辛味が強そうなイメージがありますが、色々な料理に加えられる便利な香辛料です。抗酸化作用のほか、善玉コレステロールを増やす作用もあるので積極的に食事に取り入れていけるといいですね。

ギーとは

インドで生まれた乳製品で、バターオイルの一種です。
「マカーン」と呼ばれる発酵バターをゆっくり煮詰め、こすことによって、水分や糖分、タンパク質などを取り除いたものです。バターのような香ばしさを持ちながらバターよりも腐敗しにくく、インドなどの年間平均気温の高い地域では様々な料理に幅広く使われています。特に、豆やホウレン草などの野菜をメインとするカレーや、お菓子を作る際には、香り豊かでコクのあるギーがよく使われます。

食用以外でのギー

幅広い料理に使われているギーですが、インドの伝統医学アーユルヴェーダでは非常に重要な役割をしており、何千年も前から使われています。アーユルヴェーダではギーは体内の毒素を取り除き、疲労を癒すとされているため、薬としては勿論ですが、マッサージオイルや、儀式を行う前の沐浴や神様への供物としてもギーは用いられます。
アーユルヴェーダの中で特に有名なギーの使い方は「ネートラ・タルパナ」です。練った小麦粉で目の周りに土手を作り、その中に人肌に温めたギーを流し込むという療法です。ギーは目の不調を改善するビタミンAが含まれているため、ドライアイや疲れ目の改善・予防、さらに目の輝きが増して目力がアップするので、女性を中心に人気があります。
また、額に一定量のオイルを流し続ける「シロダーラ」という療法にもギーは用いられます。額を伝って頭全体に流れたギーで頭皮マッサージをすることにより、脳の若返りに繋がるといわれています。その後、髪に伝い落ちたギーはヘアトリートメントとなり、傷んだ髪にも栄養を補給することができます。

ギーの効能

ギーは牛やヤギなどの乳を使って作られますが、純粋な油分であるため、乳製品アレルギーの方でも摂取することができます。尚且つ中鎖脂肪酸が多く含まれているので、体内で脂肪になりにくく、お通じを良くしてくれるのでダイエット中の方の心強い味方であるといえます。
また、抗酸化作用があるためアンチエイジング効果が期待できる上、不純物が取り除かれているので添加物の心配が一切ありません。さらに純粋な油分であるため保湿力が高く、デトックス効果があるため、皮膚のアクネ菌を退治し、ニキビ治療に役立ちます。

健康志向に人気の珍しい調味料

最近人気モデルの方が日常的に意識してギーを摂取していると発言し、日本でも注目され始めました。アーユルヴェーダを取り扱うエステサロンも増えてきて、以前よりもギーは身近な存在になっています。健康にも美容にも良いので、ぜひ試してみたいですね。

カルダモン

カルダモンは、ショウガ科の植物です。風味もよく私たちが食している生姜と似ています。清涼感の香り、少し辛みの効いた味わいと少し苦みの効いているスパイスです。他のスパイスと比べると、香り・色付け・辛さ、どの割合が最も強いかというと、一番香りが強いそうです。ちなみに、良く食べている生姜と比べた場合、生姜よりは香りは弱いです。料理のジャンルで相性が良いのは、エスニック料理です。実は、サフランやバニラのような価格の高いスパイスと同様、カルダモンは高価なスパイスの一つでもあります。昔から高価なスパイスとして取引されていたカルダモンは、別名スパイスの女王とも呼ばれています。使用用途として多いのは、スパイスを使った手作りカレーの中で、主に使用されるスパイスの一つでもあります。料理以外にも、アロマとして使用されることもあります。

カルダモンの効能は?

・咳や淡を押さえる効果があり、呼吸器官の改善に働く作用がある
・発汗作用があり、身体の内側から温める効果がある。風邪の予防や改善にも効果的
・口臭を改善してくれる。ヨーロッパの方では、アルコールを飲んだ後の口臭対策に、カルダモンを使うこともあります。
・胃の調子を整えてくれる

胃の調子を整えてくれたり、発汗作用がある等、日本でよく食べている生姜とも効能がとても良く似ています。生姜と似ている点から、カルダモンが身近な食材として扱いやすいのでは?と思う方も多いかもしれません。では、次にカルダモンを使ったレシピについて見ていきましょう。

カルダモンを使ったスイーツや料理は?

チャイにもよく使われるスパイスです。中近東の方では、お客さんにカルダモン入りのコーヒーを淹れるのが主流のもてなしだそうです。カレーに主に使われるカルダモンですが、カレー以外にもいろいろと使ってみて、料理の幅を広げてみましょう。

・バナナケーキに、カルダモンをプラスして大人スイーツに
バナナケーキに、ジンジャーパウダーやカルダモンをプラスして、いつもとは違うスパイシーだけど甘みもある大人のバナナケーキに早変わりです。これは、お酒のおともにもなりそうですね。とてもお洒落で簡単に作れるので来客にサッとだすと、きっとお客さんからの印象もあがることでしょう。

・アーモンドミルクチャイ
スパイスの効いたチャイに、アーモンドとミルクを足すことでまろやかな味わいになります。心も体もあったまる優しい味わいです。冷えに悩みがちな女性にもおすすめです。

・カルダモン入りのホットワイン
お好きな赤ワインに、カルダモンやシナモンスティック等を加えて温めるだけで、お洒落なホットワインの完成です!寒い夜に飲むと温まりますよ!

・サングリア
カルダモンとシナモンとクローブのスパイスを入れて、グラニュー糖を加えた赤ワインに、キウイやリンゴ、バナナ、オレンジを入れたものを冷蔵庫に2時間以上冷やすレシピです。赤ワインにフルーツとスパイスのフレーバーが楽しめるレシピです。女子会に出すと盛り上がるかもしれませんよ?ぜひ試してみてください。