ピンクペッパーとは

ピンクペッパー(フランス語でベ・ローズ)は、日本ではペルーコショウと呼ばれ、南米ペルー原産のウルシ科のコショウボクの木の実を乾燥させた香辛料の一種です。美しいピンク色が特徴的で、コショウとは違うので辛みはなく、スパイスの中で最も香りが弱いとも言われています。繊細でほのかな香りと爽やかな風味を味わい楽しむことができます。色合いと丸い形が特徴的で、2~3粒料理に飾るだけで華やかさを添えてくれます。料理の飾りと香り付けに使われるスパイスです。

ピンクペッパーの種類

ペッパーという名前がついており、粒の形もコショウに似ていますが全く違う植物になります。現在日本ではピンクペッパーは3種類が流通しています。

コショウボク(pepper tree)の実

ウルシ科サンショウモドキ属コショウボクの実を乾燥させたもの。日本で流通しているピンクペッパーの主流がコショウボクの実です。

胡椒(pepper)の実

コショウ目コショウ科の植物の果実が胡椒で、未熟な実は緑色ですが完熟させた胡椒の実は赤くなり、胡椒特有の辛みと香りがあります。フランス語では、ポアブル・ロゼと呼ばれており、日本ではピンクペッパーとして流通しているので、コショウボクの実と胡椒の実を一緒のものだと誤解している人が多いです。コショウボクのピンクペッパーは胡椒の実の大きさの半分くらいの大きさになります。

西洋ナナカマド(Sorbus aucuparia)の実

バラ科のナナカマド属の木の実で、辛みはなく酸味と苦み、かすかに甘みがあるの特徴です。

ピンクペッパーの使い方

ピンクペッパーは長時間加熱すると色が劣化するので、サラダやマリネ、肉料理などの飾りや添え物、ドレッシングなど加熱しない料理に適しています。加熱する場合は、比較的短時間で加熱した方が香りや色の劣化を抑えることができます。料理だけでなく、最近では見た目のかわいさからチョコレートやマフィンなどのスイーツにも使われています。魚介のカルパッチョやマリネ、ピクルスやディップなどアペタイザーの上にトッピングすると、いつものメニューがオシャレ料理へとグレードアップします。噛んだとき、ほのかにスパイシーなので料理のアクセントにもなります。

まとめ

料理人でもピンクペッパーは、コショウボクの実と胡椒の実が別物であると知らない人が多いようです。胡椒の実を間違えて料理に飾ってしまうと、口にしたとき辛くて食べることができません。購入する際は、英語表記や裏面を確認するなどして注意して購入するようにしましょう。