フェネグリークとは

フェネグリーク(フェヌグリーク)とは、古くから中近東・アフリカ・インドで栽培されているマメ亜科の一年草植物で、ハーブや香辛料の一種です。名前の由来は、フェンリル(Fennel)の語源で、ラテン語で干し草を意味するフェノム(Fenum)が変化したものと言われています。フェネグリークは黄色や白い花を咲かせ、そのあと細長いさやがつきます。さやの中には種子が入っており、これがフェネグリークシードです。爽やかな甘い香りと強い苦味が特徴的なスパイスです。

フェネグリークの歴史

フェネグリークは古来より食用だけでなく、薬用としても使われていました。古代エジプトの医学書にも登場しており、ツカンカーメンの墓からも種子が発見されています。防腐剤や料理のスパイスとして使うだけでなく、エジプトでは解熱剤、ギリシャでは頭を良くする薬、古代ギリシャやローマでは家畜の飼料として使われていました。インドではメディと呼ばれており、アーユルヴェーダとして血糖値やコレステロールを下げる効能があるとして古くから栽培されていたと言われています。中国では、生薬として使われており、日本へは「このは」という名前で1700年代に伝わってきましたが栽培はされませんでした。

フェネグリークの効果・効能

フェネグリークは甘い香りが特徴的ですが、口にすると後をひく苦味があります。この苦みはサポニンという成分によるもので、サポニンにはコレステロール値の低下や抗がん作用、抗ウィルス作用があるだけでなく、バストアップや母乳の出を良くしたり、更年期障害に効果があるなど女性ホルモンに働きかける効果があるとされています。

フェネグリークの使い方

加熱しても独特な苦味はあるのでさっぱりした料理には不向きです。カレーやサブジ(インド料理の蒸し炒め煮)、肉のソースやタンドリーチキンなど肉の下味に他のスパイスと一緒に使うと料理の風味が増し、本格的な味わいになります。普段作るカレーに入れるとワンランクアップした味わいになります。玉ねぎを炒める前の冷たい油から弱火で香りがでるまで炒めるのがポイントです。香りがでたら、いつものカレー作りと同じです。ただし、入れすぎると苦味が際立ってしまうので、少量ずつ加えるようにしましょう。

本格的かつ美容効果大

日本では乾燥したスパイスやサプリメントでしか見かけることがない、あまり馴染みがないフェネグリークですが、少し大きめのスーパーで手に入れることができます。クレオパトラが愛用したハーブとも言われており、女性ホルモンのバランスを整えたり、女性らしい体つきにしてくれる効果があります。副作用はありませんが、妊娠中の方の服用や過剰摂取は避けるようにしましょう。

コリアンダーシードとは

科目:セリ科コアンドロ属
原産地:地中海東部
別名:コエンドロ(和名)、カメムシソウ(和名)

葉より香りはマイルド!!

コリアンダーは、スパイスとしては葉(リーフ)と種子(シード)が使用されますが、その香りは全く異なります。葉(リーフ)の方は、東南アジアや南米でよく使われ、香際(シャンツアイ)、パクチーと呼ばれており、大変好き嫌いが分かれる香味野菜です。シード(種子)は、柑橘系のほのかな香りで甘味もあり、葉ほどクセはありません。コリアンダー初心者やコリアンダーが苦手な方は、シード(種子)からチャレンジしてみるといいかもしれません。

カレーパウダーには欠かせない存在!!

コリアンダーシードは、単体で使われるというより、混合調味料の中で力を発揮するタイプのスパイスです。中でも、カレーパウダーには無くてはならない主要な存在です、ガラムマサラやピクリングスパイスなど、スパイスミックスにも多用されます。クミン、キャラウェイ等は同じセリ科なので相性が良く、他にはシナモン、アニス、クローブ、ナツメグ、カルダモン等の甘い香りを持つスパイスとも好相性です。カレーに入れる場合は、煮込む際に小さじ1?大さじ1程度を加えると、味に深みが出てトロ味も増します。

コリアンダーシードの優れた効能

コリアンダーシードには消化を促進し、食欲を増進させる効能があるといわれています。食べ過ぎてしまった時など、コリアンダーシードを使ったハーブティーを飲むとよいでしょう。また、ビタミンCやビタミンE、カルシウム、鉄などの栄養素も豊富に含んでおり、美肌作りにピッタリのハーブでもあります。デトックス効果にも優れた力を発揮し、体内に溜まった重金属の排出にも役立つといわれています。また、駆風作用により、腸内に溜まったガスの排出も促します。その他、鎮静作用があるため、偏頭痛などの症状緩和にも効果があるといわれています。

コリアンダーシードをもっと身近に

コリアンダーというと、葉(リーフ)の香りのイメージが強すぎて、好き嫌いがはっきり分かれてしまう香味野菜ですが、その優れた効能を見逃す手はありません。同じ効能を持ち、香りもマイルドなコリアンダーシードなら、ぐっとチャレンジしやすくなるのではないでしょうか。ご自宅で気軽に取り入れるのであれば、ハーブティやカレースパイスなどの混合調味料などがおススメですよ。