フェンネルシードとは

フェンネルシードとは、高さ2m程にまで成長するセリ科の多年草であるフェンネルの種子のことを言います。夏頃に黄色の小花を多数つけ、秋に7㎜程度の長楕円の形状をした薄緑がかった茶褐色の実をつけます。フェンネルシードは甘い爽やかな香りと苦みが特徴的で、スパイスとして使われるだけでなく、薬用・サプリメント・化粧品などにも用いられています。

フェンネルシードの歴史

フェンネルは古代エジプトや古代ローマ時代から栽培されていたと言われ、歴史上もっとも古い作物の一つと言われています。日本では平安時代に中国より渡来しました。フェンネルの語源はマディラ諸島のフンチャルで、大航海時代にポルトガルがこの島を発見した際、野生のフェンネルの甘い香りに彼らを魅了したことに由来しています。

フェンネルシードの効果・効能

フェンネルシードには、消化酵素の分泌を活性化する働きがあるため、胃腸を健康な状態に保つ効果があります。また、古代より眼精疲労や視力回復に効果があるとされ、目の薬として用いられていました。肌の調子を整えるアンチエイジング効果や鎮静作用があり、肌の調子を整えてくれるため、スキンケア用品にも用いられています。薬用としては、胃腸の漢方薬にも「安中散」という名でシナモンなどと混合粉末にされ豊富に配合されています。また、フェンネルシードは女性ホルモンを活性化させ、月経痛の緩和にも効果的と言われていますが、妊娠中の方の過剰摂取は避けるようにしましょう。

フェンネルシードの使い方

フェンネルシードは魚の臭みや脂っぽさを消臭する効果があるため、魚料理と非常に相性が良いです。また、甘い香りと苦みがあるスパイシーな風味が特徴的なので、魚料理だけでなく、色々な料理に使うことができます。ピクルスやお酒の香りづけに使用したり、インドではカレーのスパイス、中国では五香粉の原料とされています。眼精疲労には、フェンネルシードを煎じた液体をコットンやタオルに浸してまぶたの上に乗せると炎症や痛みを落ち着かせてくれます。ハーブティーもおススメですが、少々クセがあるのでペパーミントや紅茶などとブレンドすると飲みやすいです。

まとめ

インド料理店のレジ横に米粒サイズの黄色や緑に砂糖でコーティングされた細長い飴のようなものが置いてあるのを見たことがありませんか?これは、インドで「ソーンフ」と呼ばれるフェンネルを砂糖でコーティングしたものです。消化を助け、殺菌効果のあるフェンネルは、日本の焼肉屋で最後にガムをもらうようにインドではお口直しに使われています。フェンネルシードはスパイスコーナーに置いています。色々な料理に使ってみたいですね。