フェンネルとは

フェンネルは、地中海沿岸が原産のせり科の多年草で、背丈は1~2mほどまで成長します。細い葉は糸状で枝先に黄色の小花を多数つけます。和名ではウイキョウと呼ばれており、フェンネルの種類は多く、スイートフェンネルやジャイアントフェンネル、フローレンスフェンネル、ブロンズフェンネルなどが挙げられます。花言葉は、「賞賛、精神の強さ」です。中国では魚の香りを回復することから、茴香と書きます。

フェンネルの歴史

古代エジプトやギリシャ、ローマではフェンネルは、食用だけでなく薬用としても活用していました。またドイツ起源の民族であるアンデルサクソンの9つの神聖なハーブとされており、最古の作物の一つとも言われています。中世のヨーロッパでは、邪気を取り払う力があるとされ、悪霊や呪術に対するお守りとして用いられていました。フェンネルは、ラテン語のfoeniculumに由来しており、小さな干し草を意味しています。

フェンネルの効果・効能

フェンネルは、胃腸に溜まったガスを取り除く効能があるため、消化不良や便秘などに効果があります。また、利尿作用や発汗作用があるので、体のむくみを取りダイエットにも効果のあるハーブです。フェンネルの葉には、女性ホルモンを活性化させ、アンチエイジングに効果があると言われていますが、妊娠中の人やてんかんの方は極端な摂取は避けるようにしましょう。

フェンネルの使い方

フェンネルの葉は、独特な甘い香りが特徴的で、魚の生臭さや脂っぽさを消す働きがあるので特に魚料理との相性が良く、「魚のハーブ」と言われています。マリネやサラダ、オーブン料理、ピクルスの風味づけなど、色々な料理に使うことができます。料理にはフェンネルスイートが用いられ、フェンネルフローレンスという種類の鱗茎部分は、本場イタリアではフィノッキオと呼ばれ、野菜として生をサラダにしたり、加熱して炒め物やグラタン、スープなどにして食べられます。見た目は白色の玉ねぎのようで、味はそのまま食べると、セロリに似ており少々癖がありますが、加熱すると甘味が増し、トロッと柔らかくなります。

まとめ

フェンネルは葉・茎・花・種子すべてを食すことができ、食用だけでなく薬草やアロマオイルなど多種多様に活用されているハーブです。フェンネルの葉は、スーパーなどで手軽に購入することができますが、フィノッキオは高級スーパーやデパートなど販売場所が限られています。冷凍のフィノッキオも販売されているようなので、見かけたら購入してみたいですね。