ブラックペッパーとは

ブラックペッパーとは、インド南部原産のコショウ科コショウ属のつる性の植物で熱帯地方で栽培されています。高さは数メートルあり、数十個程の果実の房をつけます。胡椒の未熟果を果皮ごと数日間醗酵させ天日乾燥させると、緑色だった胡椒は乾燥により表皮が縮み、皺が入った黒褐色の香辛料となります。醗酵乾燥されたブラックペッパー(黒胡椒)は、香りが強く辛味もあるスパイスとなります。

ブラックペッパーの歴史

胡椒は古代よりインド地方の主要な輸出品で、当時から大変貴重なものとされていました。胡椒に含まれるピペリンには抗菌や防腐作用があり、冷蔵技術が乏しい中世においては食料を長期保存するためのものとして、料理に欠かすことができない香辛料でした。中世のヨーロッパでは、インドへの航路が見つかるまで大変重宝されていました。香辛料の中では最も高価があり、金や銀に並ぶ価値があったとされています。日本へは、奈良時代に中国から伝来され、当時は生薬として用いられ、平安時代には調味料として利用されていました。

ブラックペッパーの効果・効能

胡椒の特筆すべき成分の一つにピペリンという成分があります。これは胡椒の独特の辛味と風味をもたらしています。このピペリンには、身体を温める効能があるため、血流を良くし消化を助け、ダイエット効果にも期待ができます。また、カリウムも豊富に含まれているので、体内の塩分を排出する効果があり、高血圧の方にもおススメの香辛料です。他にも、鎮痛・解熱効果や便秘、冷え性にも効果があります。ただし過剰摂取は、胃腸に負担がかかるので適量を取り入れるようにしましょう。

ブラックペッパーの使い方

様々な料理と相性がよいブラックペッパーですが、疲労回復には豚肉と組み合わせて使うとより効果が期待できます。風邪気味や身体に倦怠感があるときは、生姜と組み合わせたスープなどがおススメです。オリーブオイルと一緒に摂取すればアンチエイジング効果もあり、肌の保水力をアップするには牛乳200mlに対してブラックペッパー小さじ1/2加えた黒胡椒入り牛乳を飲むと辛味成分ピペリンが肌の保水率を上げる効果があります。

まとめ

どの家庭にも必ずあるブラックペッパー。種類も粉末・粗びき・ホールとありますが、やはり香りや辛味、より効果や効能に期待できるのは挽きたてが一番です。ホールのブラックペッパーは、ピクルスやマリネ、煮込み料理などにも使うことができます。料理の種類によっては舌触りを控えたいものもあるので、上手に使い分けてみてはいかがでしょうか。