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ペッパーミックスとは
ペッパーミックスとは、ブラックペッパー・ホワイトペッパー・グリーンペッパー・ピンクペッパーをバランスよくブレンドしたスパイスです。4種類すべて同じ胡椒の木から作られています。収穫のタイミングや製法の違いにより、色や風味が異なる4種類の胡椒に分けることができます。
ペッパーミックスの種類
ブラックペッパー
ブラックペッパーは、完全に熟す前に取った実を数日間醗酵、乾燥させて作られています。緑色だった実は表皮が乾燥により縮み、皺が入った黒褐色のブラックペッパーとなります。
ホワイトペッパー
ホワイトペッパーは、成熟した赤色の胡椒の実を水に数週間浸し、柔らかくしてから果皮を取り除き、乾燥させて作られています。果皮がないので色は白いホワイトペッパーとなります。作るのに手間がかかるので、他の胡椒よりも値段が高いのが特徴です。
グリーンペッパー
グリーンペッパーは、完全に熟す前に取った実をフリーズドライや塩漬けにしたものです。緑色の未熟果を用いるので、色は緑色です。
ピンクペッパー
ピンクペッパーは、成熟した胡椒の実を乾燥させて作られます。ピンクペッパーと呼ばれる香辛料は他にも2種類あり、ウルシ科のコショウボクの実やバラ科の西洋ななかまどの実を乾燥させたものがあります。この2種類には辛味がないので、料理の彩りなどに使われます。
ペッパーミックスの特徴
ブラックペッパー
ブラックペッパーは、表皮が残っているので香りや辛味が強く、辛味成分であるピペリンが肉の臭みを消したり、脂の酸化を抑制する効果があります。
ホワイトペッパー
ホワイトペッパーは、果皮がないので風味もマイルドです。色を目立たせたくないクリーム系の料理や白身魚などに使用することが多いです。
グリーンペッパー
グリーンペッパーはフレッシュ感のある爽やかな香りと辛味が特徴的です。タイ料理などでは、生胡椒としてカレーや炒め物などに使用されています。
ピンクペッパー
ブラックペッパーに比べて香りや辛味がマイルドで、胡椒を挽いたときの鮮やかなピンク色が料理にアクセントを与えます。
ペッパーミックスの使い方
普段使用するブラックペッパーと同じで、肉や魚の下味やサラダ、ステーキ、グリル料理など色々な料理の味付けやソースなどに合わせても美味しいです。生チョコやチーズの上に軽く挽くと、彩り豊かなペッパーミックスがアクセントとなり、ちょっとしたパーティーにピッタリのアペタイザーになります。
まとめ
台所に飾っておくだけで、オシャレで料理上級者にみえるペッパーミックス。ブラックペッパーとはひと味違う上品な香りや風味を味わうことができます。商品によっては、胡椒以外のコリアンダーシードやオールスパイス、塩などが入ったものを販売されているので購入する際は、原材料を確認することをおススメします。