並塩

並塩とは塩化ナトリウムが95%以上で水分も1.4%ある乾燥していない塩です。平均的な結晶は0.4mm程度のものが多いようです。

湿った塩としては調理で最も広く使用されています。乾燥した塩よりも安く出回っているということ頃も汎用性が高い理由のひとつでしょう。

天然海水を蒸発させて塩の結晶を取り出しているためナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウムなどのミネラル成分を豊富に含んでいます。

ミネラル成分が多いのが特徴のひとつですが、塩化ナトリウムも多く含んでいるため多量に摂取し続ける習慣があると高血圧などの原因となる可能性があるため注意が必要です。

並塩は数ある塩の種類のひとつ。

並塩は古くから日本でも作られていましたが、日本は雨が多く湿度も高い特徴があるため現在では海外からの輸入が盛んです。海水を一カ所に溜めて太陽光や自然風で蒸発させて塩を作ったり、釜などに海水を入れて熱することで海水を蒸発させて塩の結晶を取り出す手法がとられてきました。天日や自然風で海水を蒸発させて作った塩を天日塩、釜などで蒸発させて作った塩を自然塩などとよんだりしますが、並塩はそれらの中の一種です。

並塩が製造される国や地域によって海水の成分が異なってくるため、含まれるミネラル成分や塩化ナトリウム濃度、にがりなどの割合に差が出てきます。

日本料理に隠し味としても塩のみの味付けでも使える。

海外では塩よりもハーブなどを用いて臭みを取ったり下味をつける事が多いようですが、日本では塩で下味・下処理をする事がほとんどです。並塩は比較的安価に入手できるので使いやすく、肉や魚の表面にまぶして臭みを取ったりした味をつけるのに適しています。

またそのような下処理だけではなく「塩焼き」など並塩のみで味付けするのにも適しています。

並塩は家庭料理において万能ともいえる調味料

並塩は魚を焼くときに主に使用しています。並塩には魚や肉の表面にまぶす・塗ることで食材のなかの水分を外に出す作用があります。この時に魚や肉の臭み成分も一緒に外に出すことができます。他の天然の塩に比べると安く購入する事が出来るのでこのような下処理に使うのには並塩が一番でしょう。食塩でも水分や臭みを食材から出すことはできるのですが、食塩にはナトリウム・カリウム・マグネシウム・カルシウムのようなミネラル成分がほとんど含まれていないため、並塩のように「下味をつける」という点では劣ってしまいます。下処理をしながら下味も付けれる安価な並塩なのでぜひ普段の料理でもお勧めしたい調味料です。