粉末醤油

粉末醤油とは

粉末醤油とは、簡単に説明するとしょうゆを粉末状に加工させたものです。一般的なしょうゆをスプレードライ加工させることでつくられている調味料です。でんぷんやシクロデキストリンを加えて製造されることが多いようです。スプレードライ加工だけではなく冷凍乾燥法という加工法もあります。どちらの方法でもしょうゆを粉末化する事に違いはありません。

粉末醤油の歴史

粉末醤油の原型となるのはやはり一般的な醤油でした。

醤油の起源は弥生時代からだと言われており、醤油の始まりは「醤(ひしお)」というもので今のような醤油の様に液体ではなくドロドロとした状態のものでした。当時は醤油は高級品のような扱いをされており、上流階級の人々しか食べる事が出来ませんでした。醤油は魚・肉・野菜・穀物それぞれを原料とした4種類の醤があったそうです。はじめて現在のような液状の醤油ができたのが1200年半ばころからだと言われています。味噌をしばらく放置していると樽の底に液体が出てきており、その液体の味がとても好評だったことから現在のような液体醤油が出始めました。醤油が一般的に流通するようになったのはモノの流通が盛んになってきた安土桃山時代ころからとなっています。その後、粉末醤油が使われるのようになったのはまだまだ比較的最近の話で、ドライな加工食品に醤油の味をつけるために開発さました。カップ麺やお菓子などですね。

粉末醤油のつくられ方

スプレードライ法による加工では、まずはしょうゆをスプレーの機械を使って一気にスプレー・噴霧します。噴霧させるところは高熱の熱風が吹いており、細かく霧状に噴霧させられたしょうゆが一気に蒸発・乾燥することでしょうゆが粉状になります。そうしてつくられたのがスプレードライ法による粉末醤油です。スプレードライ法では瞬時に乾燥させるため加熱時間が短いため品質の劣化もほとんどないと言われています。しかし加熱するため色が変化したり臭いが変化するということもあるようです。

凍結乾燥法で粉末醤油を作る場合は、マイナス30℃からマイナス40℃というかなり低い温度で急速急激に冷凍させます。そのあとに真空度を1~0.01mmhgという減圧でさらに乾燥をさせていく方法です。

粉末醤油の使い方

粉末醤油はあまり一般的に流通はしていません。日本での消費量でもっとも多いのは加工食品であるカップ麺やしょうゆ味のスナック菓子などです。

まとめ

粉末醤油はスーパーなどでもまれに見かけることがありますが、どのように使うのか考えた事もありませんでした。なくてもとくに困ることが無かったからでしょう。しかししょうゆが粉末になっているだけなので実は一般料理でも使いどころはありそうですね。ただし、醤油を粉末に加工する工程があるのでやや高価なようです。