藻塩(もしお)

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藻塩とは

藻塩とはわれわれ日本人の塩づくりの原点ともいわれている塩の種類になります。塩田を利用した塩づくりは平安時代頃より瀬戸内地方では盛んにおこなわれていたといわれています。

しかしそれよりもまだずっと古い時代、古墳時代頃でもすでに塩づくりが行われていたとも言われています。その古墳自体から行われていた塩づくりの製法が【藻塩焼き】とよばれるものです。

かつては「玉藻」と言われていたホンダワラなどの海藻から作られていた塩のことを、現在では藻塩と呼んでいます。

藻塩の特徴は比較的淡いベージュのような色をした特徴を持っています。その淡いベージュのような色をしている理由は「海藻と海水の旨味が凝縮している」ということの証拠なのです。

藻塩の特徴

天然の海水のミネラル成分を含んだ旨み(にがり)だけではなく、海藻の旨味までも凝縮しているのでとてもまろやかな口当たりをしているというのも特徴の一つです。

天然の海水から作り出しているので、カリウム・ナトリウム・カルシウム・マグネシウムなどのミネラル成分やにがりはもちろんですが、海藻に含まれているヨードや海藻に含まれている旨みやミネラルも多く含まれています。

ミネラルが豊富で塩分の濃度は低めのため、ナトリウムの過剰摂取による高血圧などの原因となりにくい特徴もあります。

藻塩を使ったレシピ

料理の味付けでは【塩】が決め手となってくることが多いものです。塩加減はもちろん、使う塩によって味が変わってきます。

天ぷらでは素材の味を引き出すためにあまり味の強い調味料は好まれません。そこで使用したいのが藻塩です。衣に混ぜて下味として使うのもいいですし、揚げた天ぷらに藻塩をまぶしたりつけたりして食べると、食材の味はもちろん藻塩の程よい甘み・旨みも堪能することができます。

焼き豚や焼き魚など、素材の味を特に活かすようなシンプルかつ旨味のある料理を作りたい時などには藻塩はもってこいの調味料です。

まとめ

藻塩の最大の特徴は天日塩や釜塩と違って、【海藻の旨味がも含まれている】というところではないでしょうか。海藻の旨味も目立ったものではないかもしれませんが、シンプルな料理で藻塩だけで味付けするようなときには藻塩らしい海藻の風味のようなものも味わえるのかもしれません。ここぞというシーンや料理ではぜひ使用してみたい調味料でした。

ミネラルも豊富で高血圧などの原因にもなりにくいという点もうれしいですね。