科目:セリ科コエンドロ属

原産地:地中海東部

別名:パクチー、コリアンダーリーフ

■エスニック料理には欠かせないスパイス

タイやベトナム料理などのエスニックレストランが増えたおかげで、香菜(シャンツァイ)も徐々に日本で受け入れられるようになってきました。香味野菜のコリアンダーは、葉と種の両方が食用として市場に出回っていますが、コリアンダーシード(種子)に比べて、リーフ(葉)、つまり香菜の方が断然香りも強くクセがあります。しかし、好きな人にとっては、その独特の風味がたまらない食材です。

■古代エジプトから食べられていた!?

香菜というと、アジアのイメージが強いのですが、意外にも、最も品質の良いのはエジプト産という記述があります。古代エジプトから、既に調理や医療用に用いられていたと言われています。紀元前1552年のエジプトの医薬書にもその名前が見られます。古代ギリシャや古代ローマでも、最もよく用いられた薬草のひとつで、あのヒポクラテスも推奨していたそうです。また、エジプトでは、紀元前1000年ごろから亡骸と一緒に香菜を墓に葬る習慣があったそうです。その後、イギリスへはローマ人からもたらされ、アメリカへはイギリスからの最初の移住者が伝えたとされています。

■香りが命!!

香菜は「香る」「野菜」と書くように、正に香りが命の野菜です。料理に取り入れられる場合も、その香りを活かして、生食でサラダなどに入れたり、スープや麺料理の薬味として大活躍します。特に、世界三大スープの一つ「トムヤムクン」には無くてはならない存在です。変わった使い方としては、カニやエビを食べた後に手を洗うフィンガーボールに入れて臭い消しにする場合もあります。葉の部分は乾燥すると香りも失われてしまうので、ご家庭で食べる場合は、保存の状態に気をつけ、買ってからなるべく早く使いきるように心がけましょう。

■女性にウレシイ香味野菜

香菜は、栄養面から見ても非常に優秀な食材です。主な効果は、デトックス効果とアンチエイジング効果、それに豊富なビタミン群と女性にはウレシイ効果がいっぱいです。デトックス効果で、体に貯め込まれた水銀や鉛などの不要な重金属を排出してくれるので、吹き出物や目の下のクマなどが改善されていきます。また、美容の大敵である活性酸素の増加を抑える効果があるため、シミやシワだけでなく、癌や動脈硬化などの病気の予防にもなります。ビタミンが美容に良いことは言うまでもありません。女性には積極的に取り入れていただきたい食材ですね。