麦芽糖は別名「マルトース」と呼ばれ、ブドウ糖が2個結合した二糖類です。多くの糖質同様、甘味料として使用され、水飴の主成分として有名です。麦芽糖も、砂糖より低カロリーな糖質であり、血糖値の急激な上昇を防ぐという性質も持っています。血糖値が気になる方は、麦芽糖を若干多めに摂取すると予防することが出来ます。腸でブドウ糖に分解され、体内に吸収されますが、ブドウ糖に分解されない麦芽糖は、腸では吸収されないという特性があります。

水飴の生成に使用された麦芽糖

日本書紀には、既に水飴の存在が記載されており、昔、飴は調味料として使用される事が多かったそうです。デンプンに酵素のアミラーゼを作用させると、麦芽糖が主成分の液体が出来ます。これをしぼり煮詰めると水飴が出来上がるのです。室町時代になると砂糖が輸入されるようになりましたが、一般人に手の届く調味料でなかったため、麦芽糖を主原料として作った水飴を調味料として使用していました。江戸時代になり、砂糖が広く一般人に普及するようになると、水飴はお菓子中心に使用されるよう変化していきました。

お菓子や煮物の甘味料に…

砂糖に比べ低カロリーで、甘さも砂糖の半分程度なため、糖尿病患者やダイエット中の方でも気にせず摂取出来る糖質です。麦芽糖にはお通じを良くする作用もあるため、便秘解消にもおすすめです。食べ物ではさつまいもやじゃがいも、水飴に多く含まれており、さまざまな料理に応用する事が出来ます。じゃがいもは甘みが苦手な方でも食べる事が出来ますし、煮物などの甘味料としても味を引き立ててくれます。毎日の食生活に必ず一品は取り入れたい糖質と言えそうです。

甘いものが苦手な方でも摂取可能

筆者も甘いものが苦手で、水飴そのままで食べるのは抵抗があります。しかし、舐める飴の主成分と考えるとそこまで水飴の甘さは目立ちませんし、じゃがいもに至っては食物繊維が豊富なので積極的に料理に取り入れている食材の1つです。血糖値の上昇を予防する効果もあるため、糖尿病患者以外でも、早くからの予防として意識して摂取するのが大切だと感じました。麦芽糖は市販でも購入できると思うので、みりんや砂糖を麦芽糖に置き換えて煮物などに入れるのも効果的です。

麦芽糖はとても健康的な糖質

麦芽糖が健康的な糖質である事が理解できましたでしょうか?比較的身近な食べ物に多く含まれており、料理にも取り入れやすいかと思います。ぜひ、あなたのご家庭のメニューにも積極的に取り入れてみませんか?