おいしい料理で家族や彼氏を驚かせたい、自然由来の材料で健康を手に入れたいなど、料理への野望は尽きることがありません。しかし毎日料理をしていらっしゃママさんなら基本的な料理は上手にできるでしょうし、日頃の料理にマンネリを感じていらっしゃるかもしれません。そんな方にオススメしたいのが、スパイスを使った料理です。

スパイスを毎日の料理に取り入れることで、いつもの料理に多彩な表情を与え、ひとつのレパートリーからいくつも新しいレパートリーが生まれます。さらにスパイスに含まれる様々な健康効果を、食事をするだけで摂取できます。

そんなスパイスの上手な使い方、香りの引き出し方についてご紹介します。

スパイスの香りを引き出す使い方~漬ける~

スパイスの健康効果のある成分や豊かな香りは、精油に含まれていることが多いので、油に溶け込ませることでその成分を引き出すことができます。その方法はいくつかありますが大きく分けて2つ。

  • オイルにスパイスを漬け込んで成分を引き出す
  • オイルでスパイスと加熱して成分を引き出す

オイルに漬け込む方法に代表されるのが、ハーブオイルです。

かんたん!ハーブオイルの作り方&使い方

煮沸消毒した清潔な瓶に、香りや効能を引き出したいハーブ・スパイスを漬け、1週間~10日ほど冷暗所で漬けたら出来上がり。時間はかかりますがスパイスの成分が穏やかに染み出し、雑味なくスパイス本来の香りを楽しむことが出来ます。

コツは1日1回は瓶をふること。オイルからスパイスやハーブが飛び出ないように気を付けることも大切です。ホールスパイスは砕いてからオイルに浸すことで、成分の抽出が早くなります。

香りや効能が抽出されたオイルはパスタやピザ・リゾット・スープ・煮込み料理の仕上げに、おろしにんにくと混ぜて軽くトーストしたフランスパンに添えたり、サラダのドレッシング・カルパッチョのソースにもおすすめの使い方です。

スパイスの香りを引き出す使い方~テンパリング~

例えば蒸した野菜にスパイスの香りをプラスしたり、煮物やスープにスパイスの香りを纏わせたいときに、後からスパイスの香りを立たせたオイルを加えることで、一緒に煮る時とはまた違った華やかな香りに仕上げることが出来ます。これを「テンパリング」と言います。

テンパリングすることで、短時間でスパイスの香りや効能を余すところなく抽出することができ、香ばしい香りもプラスすることが出来ます。

絶品!スパイスのテンパリング

  • フライパンに油を入れ、クミン・コリアンダー・シナモン・オールスパイスなどのホールスパイスを入れます
  • 火をつけたらすぐに中火~弱火にし、ゆっくりと、焦がさないように丁寧に火を入れていきます
  • スパイスがシュワシュワと音を立てて来たりはぜたりしてくると思います。あまり香りが立ってこないなら火を強め、温度が高くスパイスが焦げてしまうようなら温度を下げます
  • 20~30秒ほどで良い香りが厨房に立ち込めてきますので、火を止めます

テンパリングした油は、熱したスパイスごと蒸した野菜や煮物・スープ・カレーに加えます。炒め物にはこの状態になったら食材を加えて炒めます。

ポイントは絶対に焦がさないこと。スパイスには苦味やえぐみがあるものもありますが、加熱することでまろやかに、まあるい甘味に変化します。焦げてしまうと苦味が増してしまい香りも激減しますので、この一点のみ注意しましょう。

スパイスを学んで料理の腕が上がる!

料理の腕を磨くには切り方から火加減まで、経験を積まなければ得られない感覚や技術があり、一朝一夕ではなかなか上達できません。スパイスは特性を理解し、かんたんな香りの出方のコツなどを抑えるだけで、誰でもすぐに料理の腕をあげることが出来ます。

スパイスの特性を学べば、相性の良いスパイスとの組み合わせも自然とわかり、さらに世界は広がっていきます。皆さんも一度、イチからスパイスについて学んでみませんか?