科目:シソ科シソ属

原産地:ヒマラヤ、ビルマ、中国など

■シソは日本の代表的な香味野菜

一口に「シソ」といっても、実はシソにはたくさんの種類があります。赤じそ、青じそが代表的で、他にはチリメンジソ、マダラジソなどがあり、その総称として「シソ」という名称で呼ばれています。食用で用いられるのは、赤ジソと青ジソです。独特の香りと辛味があるため、薬味などに使われることもありますが、天ぷらでシソ自体の香りを楽しむ食べ方もあります。いずれにしても、日本には欠かせない食材であることは間違いありません。

■シソは

甦りの秘草』!?

シソは、お刺身に添えられていたり、薬味として使ったり、日本料理には欠かせない食材です。かなり古くから人々の生活に取り入れられていたようですが、その昔、中国から伝わってきました。シソは「紫蘇」と書きますが、名前の由来は、中国のあるお話に基いているようです。そのお話というのは、中国の三国時代に1人の少年がいましたが、ある日、蟹を食べ過ぎて、ひどい食中毒になり死に直面しました。そこで旅の名医が置いて行った紫色の葉を与えたところ、命が蘇ったそうです。「紫色」の「蘇る」薬ということころから、「紫蘇」の名前が付いたといわれ、その後も、解毒の薬として用いられていたようです。

■青ジソと赤ジソの食べ方と効能

青ジソは、日本では「大葉(おおば)」とも呼ばれ、お刺身のつまや天ぷら、または薬味などに使われます。一方、赤ジソは梅干しなどの色づけに使われます。また京都などの限られた地方では、葉を乾燥させて七味唐辛子に配合されたり、ふりかけなどにも用いられます。また、熟さない実を付けた「穂じそ」、花が開き掛けの「花穂じそ」は刺身のつまに用いられます。栄養面でいうと、カロテン、ビタミンB、カルシウム、食物繊維、カリウムなどの栄養素を非常に多く含み、特にβ-カロテンは野菜の中でもトップクラスの含有量です。 また、シソ特有の香りの元である、ペリルアルデヒドは、胃液の分泌を促し、食欲を増進させるほか、健胃作用や食中毒の予防にも効果があります。夏の暑さで食欲が無いときにはうれしい食材ですね。

■もっと気軽にシソを取り入れよう!!

シソは日本の食卓には欠かせない食材です。少し加えるだけで爽やかな風味が増し、食用も増進されるのですから使わない手はありません。冷蔵庫に常備するか、ご自分で栽培されると、もっと気軽に使っていただけますね。最後に冷蔵庫で保存する場合の長持ちさせる方法をご紹介します。薬味用として千切りにした場合は、タッパー等の蓋つきの入れ物に入れて保管してください。切らずに葉の部分を保存する場合は、湿らせたキッチンペーパー等で包んで蓋つきの容器やラップなどで包んで保管すると長持ちするでしょう。いずれにしても、乾燥が大敵なので、水分の蒸発に気を付けて保管してください。