「レシピ本に載ってるスパイスを買ったけど、その料理を作る時以外使わない」など、せっかくスパイスを買っても、イマイチ使いこなせていないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。スパイスやハーブは使わなければ劣化していきますし、自由に使いこなせるようになれば豊富な薬効を健康に役立てることもでき、なにより香り高い食事を毎日楽しめるなんてステキですよね。

そこで甘いお菓子から普段の食事にも利用できる「シナモン」を使って、相性の良いスパイスの組み合わせをご紹介します。

シナモンで料理に香り高い刺激を!

シナモンの香り成分は主に、シンナムアルデヒド・オイゲノールという成分で構成されています。この中でオイゲノールという成分はクローブ・ナツメグ・オールスパイス・ローリエ・バジルなどにも含まれているので、これらのスパイス・ハーブと組み合わせて使うことでスパイス同士がけんかせず、料理を上手にまとめることが出来ます。

フランスに「カトルエピス」というミックススパイスがあるのですが、シナモン・クローブ・ナツメグに、胡椒またはジンジャーを混ぜたもので、考え方としては、どんなスパイスにも相性の良い胡椒にオイゲノール系の香りスパイスを合わせたものです。

煮込み料理・パテ・テリーヌ・・ソーセージを作るときに混ぜると臭みを抑え、香り高い料理に仕上がります。ハンバーグのタネに混ぜるのもおすすめです。

カレーの仕上げに加えてスパイシーに

カレーの仕上げに加える「ガラムマサラ」にもシナモンは使われています。ガラムマサラはコリアンダー・クミン・カルダモン・胡椒・シナモンに、先述した同じオイゲノールの香りをもつナツメグやクローブを加えたものです。これらのスパイスを組み合わせることで、料理にカレー風味の良い香りをプラスすることが出来ます。

にんにく・コリアンダー・クミン・カルダモンを油で熱し、香りが立ったら素材を炒め、シナモン・黒胡椒・塩で調味すれば、市販のカレー粉より香り高い炒め物になります。

シナモンで甘くエキゾチックな中華風味

シナモンは中華料理にも、スターアニスや花椒などの個性的なスパイスと組み合わせて利用されます。中華料理で使われる「五香粉(ウーシャンフェン)」は、シナモン・クローブ・花椒・スターアニス・フェンネルを混ぜたミックススパイスで、煮込み料理や炒め物、揚げ物に揉みこんで風味付けに利用されます。

このすべてのスパイスが揃わなくても、シナモン・花椒・スターアニスだけでも、雰囲気を味わうことが出来ます。

シナモンを使いこなしてエキゾチックな食卓を

個性の強いスパイスは、単体で使うよりも相性の良いスパイスやハーブを数種類組み合わせて使ったほうが、カドが取れて使いやすくなることもあります。

例えばシナモンを入れすぎてしまった時に、相性の良いこれらのスパイスをプラスして使うことで、シナモンの香りを抑えることも出来るのです。逆にあまり何種類もスパイスを使いすぎると、各スパイスの特性がわかりにくくなってしまいますので、使いすぎは禁物です。

3・4種類のスパイスをバランスよく、多くても5・6種類のスパイスを使い、料理をまとめると良いと思いますので、ぜひ試してみてくださいね。