砂糖というとどのようなイメージをお持ちでしょうか。
太る、体に悪い調味料などのよくないイメージが頭に浮かんでいませんか。
しかし太ったり体にとって害があるのは、砂糖の量をとりすぎだからです。
砂糖自体のせいではありません。
とり方、選び方次第で人間の体にとって欠かせない甘くて優しい調味料なのです。
改めて砂糖の効果を知り、うまく取り入れていきましょう。
目次
現代人は砂糖の摂取量を自分で把握できていない人が多い
現代はご飯やお菓子なんでも完成したものが売っています。
砂糖がどのくらい使用されているかは目に見てわかりませんよね。
できるものなら一度自分で作ってみると砂糖がどのくらい使用されているのかがよくわかります。
きっと菓子パンやアイスクリームひとつにしても手作りすると入っている意外な砂糖の量にビックリするはずです。
便利になった時代だからいい反面、自分で摂取量を調整する知識を持ち合わせている人は限られているように感じます。
WHO(世界保健機関)は成人の一日の砂糖摂取量は25g程度までが望ましいと発表しています。
有名な炭酸飲料でいうとコカ・コーラ350mlで39gの砂糖が入っているそうです。
コーラの缶を1本飲んだら砂糖の1日の摂取量はオーバーです。
砂糖は本来であればこの程度で充分な調味料なのです。
それを知らずに甘いものとりすぎて太って砂糖を悪者にしては砂糖が可哀想です。
砂糖とはどんな調味料で種類がなぜ多いのか
砂糖の成分のほとんどは「ショ糖」です。
「ショ糖」とはブドウ糖と果糖で形成されている二糖類です。
砂糖の原料である「さとうきび」や「てん菜」は、成長のために必要な糖質を光合成でつくり、その糖質を「ショ糖」として貯えることができます。
なので砂糖を作るのに適している「さとうきび」や「てん菜」を加工して調味料である砂糖が生まれるわけです。
砂糖は製造していく過程で種類が分かれます。
簡潔に言えば結晶の大きさ、煮詰める長さ、原材料の違いが種類の違いであり、原材料はすべてさとうきびかてん菜です。
ちなみに一般的に砂糖と言えば日本では上白糖ですが世界ではグラニュー糖が一般的です。
砂糖の効果と選び方
疲れたときに甘いものが食べたくなるのは体からのサインです。
血糖値を上げ疲れを回復させます。
しかし量を取りすぎると血糖値を急激に上げ、低血糖症や肥満の恐れがあるので注意しなければいけません。
砂糖にはたくさんの種類があり、選び方に迷うこともありますよね。
ここで砂糖の選び方を簡単に分蜜糖か含蜜糖かに分けました。
砂糖を選ぶ際に今どういう砂糖が必要か知るために必要な知識です。
分蜜糖(ぶんみつとう)
分蜜糖は結晶と糖蜜を分けて作られた砂糖です。
【種類】上白糖、グラニュー糖、三温糖など
【特徴】ほとんどショ糖でできており、純度が高い砂糖です。
【効果】消化や吸収が早いです。白砂糖は体を冷やす作用があります。料理の際には甘味のみを足すことができ、素材を柔らかくしたり保存期間を長くすることができる調味料として役立ちます。
含蜜糖(がんみつとう)
含蜜糖は結晶と糖蜜を分けずに作った砂糖です。
【種類】黒砂糖、カソナート、メープルシロップ
【特徴】糖蜜を含むためミネラルが豊富です。
【効果】消化や吸収が緩やかです。ミネラルは骨などの組織を構成したり、体の調子を整える効果があります。
砂糖を上手に取り入れて健康の力に
砂糖は大事なエネルギーの源です。
体のために適量を取り入れ力にしましょう。
またお菓子は食べると幸せな気分になります。
量を調整できないと、その楽しみもなくなってしまうどころか病気を招く可能性があります。
そのためにも砂糖の知識を持ち、摂取量を整え、自分の体や用途にあった選択をしましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。