科目 : キク科チョウセンアザミ属

原産地 : 地中海沿岸

別名 : チョウセンアザミ

■アーティチョークはどこの部分が食べられるの?

アーティチョークは、日本では家庭料理に気軽に取り入れられるほどお馴染みの野菜とはまだまだ言えません。そのため、初めてアーティチョークを見た人は、どの部分が食べられるのか疑問に思われる人も少なくないでしょう。

アーティチョークは、若いつぼみ部分を食べますが、つぼみ部分を食するためにはそれなりの手順を踏まなければなりません。つぼみ部分は、レモンや酢水などにつけるか一緒にゆでるか蒸し、ガクを一枚ずつはがし、出てきた花と果実部分の繊毛を取り除きます。剥がしたガクの根元は葉でしごくようにして食べ、最後に花托部分を切り分けていただきます。このやっとたどり着いた花托部分を『アーティチョークハート』と言います。味は、でんぷんを豊富に含んでいるため甘みがあり、ほくほくした食感からか、サツマイモやそら豆、栗などに似ていますが、少しえぐみがあるのが特徴です。

■アーティチョークの歴史

元は野生のアザミであったものが、古代ギリシャ・ローマ時代以降に品種改良が進み、現在のアーティチョークとなりました。本格的に栽培され始めたのは、15世紀のナポリ近郊で徐々にヨーロッパ全域に広まりました。日本には、意外にも江戸時代から伝わっていたようです。

■アーティチョークって意外に使える!?

アーティチョーク料理で使われるのは、いわゆるアーティチョークハートの部分がほとんどです。オリーブオイルとガーリックで焼いたり、ゆでたものをサラダにしたり、いたってシンプルな料理法がほとんどですが、中にはグラタンやパスタなどのレシピも紹介されています。こういう時に便利に使えるのが、市販されているアーティチョークハートの部分の冷凍や、オリーブオイル漬けやペースト等です。何かと下準備が大変な食材ですから、これらの市販の食品を上手に使ってみてはいかがでしょうか。さて、気になるアーティチョークハートの栄養面ですが、最近になってこちらも注目を集めつつあります。主な栄養素として、葉酸、ビタミンC、マグネシウム、リンなどのミネラルや水溶性の食物繊維があります。効能は、肝臓の保護、アンチエイジング、免疫力の改善、がん予防、動脈硬化予防、高血圧予防、糖尿病予防などなど成人病のほとんどを予防できる優秀食材なのです。

■アーティチョークで家庭料理の脱マンネリ化を!!

アーティチョークは、日本ではなかなか馴染みのない食材でしたが、下準備の方法さえ覚えてしまえば、美味しくて栄養価の高い優れた食材だということがお分かりいただけたと思います。特に、葉酸やビタミンCなど、女性にとって必要な栄養素をたくさん含んでいるため、女性には積極的に取り入れていただきたい食材です。

最後においしいアーティチョークの見分け方について、少しお話します。食べる部分が少ない食材ですから、大ぶりのものを選びたいところですが、大きいものは硬かったり繊維が残りやすい傾向があるので、小?中サイズのものを選ぶと良いでしょう。色は鮮やかな緑色で、持った時にずっしりと重いもの、それでいて適度な柔らかさのあるものが良いようです。そして、新鮮なものは、触ったときにガクの部分がキュッと鳴り、ガクがきれいに外せる事も大切です。アーティチョークを種から育ててみたいという本格派の方には、種も購入できるようですので、是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

マンネリ化しがちな夕食メニューに、新しい食材を投入して、家族やお友達の評価をグッとアップさせましょう!!