科目:ミカン科ゲッキツ属

原産地:ヒマラヤ山脈、南インド

別名:カリパッタ、ナンヨウザンショウ(和名)、オオバゲッキツ(和名)

■「カレーの木」はミカンの仲間!?

カレーリーフは、名前に『カレー』という言葉が含まれているにもかかわらず、意外にもミカン科の植物です。正確に言うと、『カレーツリー(カレーの木)』の葉の部分がカレーリーフと呼ばれ、香辛料に使われます。葉はカレーと柑橘系を足したようなスパイシーな香りを持ちますが、味はまったくありません。インドやスリランカ料理の香り付けには欠かすことのできないスパイスの一つです。インドでは非常にポピュラーなスパイスのため、各家庭で自家栽培をしているところが多いようです。インドの食材店などで、乾燥した葉や粉末状のものも手に入りますが、葉は乾燥させると香りが弱まってしまうため、通常は生のまま用いられます。花は、香油に使用されることがあります。

■食欲がないときにオススメ!!

南インドやスリランカを代表する料理、サンバルやラッサムなどに使われることが多いスパイスです。味がまったく無いので、料理に香りだけプラスしたい場合に便利です。野菜の蒸し料理や、ライス、スープ、煮込み料理によく使われる他、ピクルスやマリネとも相性がよいスパイスです。また、南インドでよく行われる料理の手法でテンパリングといって、熱した油にホール状のスパイスを加え、香りを出したものを仕上げに加えるというのがありますが、その際にカレーリーフを使うことも多いようです。

カレーリーフの効能はというと、葉と樹皮、根には強壮作用があります。その他、食欲促進、消化促進、滋養強壮、解熱作用、殺菌作用、発疹の抑制などの効能もあるため、夏場の食欲が減退している時期や、病後の体力が消耗している時におススメのスパイスです。

白くてとてもかわいらしい花を咲かせるため、観賞用としてもとても人気があります。鉢植えでも屋内でも十分育てられますので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?ただ、種には毒があるため、注意が必要です。