科目:セリ科ヒメウィキョウ属

原産地:西アジア

別名:ヒメウィキョウ(和名)

■スッとした爽やかさは食後の清涼剤にも!!

三日月型の果実の中にある種子は、キャラウェイシードという名前のスパイスとして流通することが多く、こちらの名前の方が耳慣れている方もいらっしゃるかもしれません。スッとした爽やかさと甘い香りで、味はほろ苦く、ぷちぷちとした食感が特徴です。料理の香り付けの他に、食後の口直しとして料理店などで単体で供されることもしばしばあります。

葉は、パセリに似た味で、生で食べたり飾りつけとして使われます。実は、ニンジンなどの根菜類と同じように食べられることがあります。

■人や物を引き付ける力を持つスパイス!!

キャラウェイの歴史は非常に古く、紀元前3000年頃から、フェニキア人によってヨーロッパ諸国に伝えられました。更に、古代ローマ人が進軍する際の兵隊食として、ジュリアス・シーザーがキャラウェイを推したことから、ヨーロッパ各地へのキャラウェイの伝搬に大きく貢献したと言われています。

キャラウェイはおまじない的な意味合いで使われることもあり、人や物を引き留めたり、結び付けたりする力があると信じられていました。盗難のお守りとして、キャラウェイの種子をカバンや財布などに入れておいたり、大切な家畜に付けておくという習慣もあるそうです。また、その実は媚薬の材料としても用いられていたそうです。

■ドイツのあの料理とも好相性!?

お菓子から料理に至るまで幅広く使われるスパイスで、パン、ケーキ、ビスケット、焼きリンゴ、卵料理、チーズ、キャベツ料理などに用いられます。特に、キャベツとの相性が良く、ドイツの有名なザワークラウト(キャベツの酢漬け)には欠かせないスパイスとして知られています。また、ドイツやイタリアのリキュールの香りづけとしても有名で、カンパリのフレーバーとしても知られています。

■まずは身近なところから

キャラウェイにおまじない的な意味合いがあることをご存じでしたか?日本では、まだまだお馴染みのスパイスというわけではありませんが、せっかくなら願いを込めて、まずは身近なところからチャレンジしてみてはいかがでしょうか?あなたは、ザワークラウトから?それとも、リキュールから?