科目:セリ科クミン属

原産地:エジプト

別名:ウマゼリ(和名)

■他の香辛料と好相性!!

スパイスとしては、クミンの種子(クミンシード)が使われますが、南アジア、中東、中央アジアの料理には無くてはならないスパイスの一つです。特有の香りとわずかな辛味を持ち、カレー粉に配合されたり、ガラムマサラやチャツネなどに良く使われます。インド料理では、さまざまな料理を作る際に、まず油を熱し、クミンシードを入れて香りを油に移すという作業を良く行います。クミンは単独で使うより、他の香辛料と合わせて使われることが多いようです。

■最も古いスパイスのひとつ!!

クミンは、最も古くから使われていたスパイスの一つで、紀元前16世紀の古代エジプトの医学書「エーベルス・パピルス」にも記載されています。また、古王国時代の墓からは副葬品としてクミンが発見されています。古代ギリシアや古代ローマでは、薬用、美容、食卓に常備される薬味として幅広く使われていました。新約聖書時代のパリサイ人は、クミンで物納していたという記録も残っています。中世ヨーロッパでは、まじない的な意味合いで使われることも多く、家禽類の逃亡を防いだり、恋人の心変わりを防ぐために、ライスシャワーに混ぜたり、クミンの匂いを嗅ぐと妊娠しやすくなるなどの言い伝えがありました。

■ダイエットにも使える燃焼系スパイス!!

クミンは、トルコ料理、ウィグル料理、ポーランド料理、レバノン料理、モロッコ料理、スペイン料理など、世界中で使われているスパイスです。代表的なのは、メキシコ料理のテクス・メクス料理のチリコンカーンに入れるチリパウダーに配合されていたり、オランダでは、クミンを練りこんで風味を持たせた、ライツエ・カース(Leidse kaas)というチーズもあるそうです。その他、スープ、パン、ケーキ、ピクルス、ソーセージなどにも使われます。効能としては、健胃薬、駆風薬、利尿剤としてインドやヨーロッパで使われています。また、近年の研究により、減量の促進、悪玉コレステロールの減少、体脂肪率の減少に効果を発揮することも分かっています。クミンはダイエットにもうれしい、燃焼系スパイスなのです!!