寒い夜に、お腹の中から温まる濃厚なクリームシチューはなくてはならないもの。そんなシチューにスパイスとハーブを加えるだけで、こっくりとクリーミーな味わいにアクセントが加わり、メリハリのある仕上がりにすることができます。加えるだけで、いつものクリームシチューがワンランクアップする、そんなスパイス・ハーブをご紹介します。

濃厚さ引き立つ味の引き締めに!ナツメグ

ハンバーグなどの肉料理に使われるナツメグは、肉の臭みを取ること以外にも、乳製品の臭み取りにも適しています。ナツメグは肉・シーフード、どちらのクリームシチューにも相性抜群。マッシュルームなど、きのこ類を使ったクリームシチューに使えば、とろりとリッチな味わいの中にかすかなほろ苦さや甘い香りが加わります。

ナツメグには胃腸の調子を正常に保ち、食欲増進作用がありますので、胃腸の疲れを感じ、濃厚なシチューは敬遠しがちな時にもおすすめです。

シチューに芳ばしい香りをプラス!ローレル

クリームシチュー・ビーフシチュー・トマト煮込み・カレーなど、煮込み料理やスープに欠かせないハーブといえばローレルです。独特の芳ばしい香りにはほのかな甘味があり、ローレルのもつ食欲増進・健胃・整腸作用との相乗効果で、食欲を掻き立ててくれる効果があります。また血行促進作用があるので、クリームシチューに利用すると効率よく身体を温めてくれます。

そんなローレルは肉・シーフード、どちらのシチューにも合います。タイム・セロリ・パセリなどのハーブと一緒に、ブーケガルニにしても良いですね。

王様のスパイスで小気味よいアクセント!胡椒

スパイスの王様とも呼ばれる胡椒はほとんどの食材と相性が良く、食材・調理法を選ばないので、とても使い勝手の良いスパイスです。その効能は食欲増進・血行促進・代謝向上に効果的で、食品の栄養を吸収しやすくする効果があります。

そんな胡椒には種類があり、白胡椒(ホワイトペッパー)は肉・シーフードのどちらのクリームシチューにも合います。黒胡椒(ブラックペッパー)は肉を使ったホワイトシチューに、強めのアクセントを加えたいときにおすすめ。青胡椒(グリーンペッパー)はシーフードを使ったクリームシチューに爽やかな刺激を与えてくれます。

多角的な香りでシチューに深みを!クローブ

ビーフシチューやトマト煮込みなどに利用されるイメージの強いクローブですが、ココナッツミルクを使ったシチューや、かぼちゃを使ったクリームシチューなど、濃厚な味わいのクリームシチューには、クローブの刺激的な香りがよく合います。複雑な香りを持つクローブはこってりしたシチューに爽やかな苦みを与え、特有の刺激的な甘い香りは味に深みをプラスします。

またクローブは弱った胃腸に働きかけ、消化促進作用やを強い香酸化力・抗菌作用があるため、アンチエイジングや風邪予防に効果的。血中コレステロール値の減少・中性脂肪減少に効果を発揮しますので、油の強い肉を使ったシチューに加えると、味わいだけでなく健康効果も期待できます。

スパイス・ハーブの使い方・タイミング

シチューにスパイス・ハーブを効果的に用いるには、淹れるタイミングも大切です。ローレル・クローブは煮込み始めの段階に加えることで薬効が隅々まで行き渡り、ナツメグ・胡椒は仕上げに加えることで香りを逃さず活かすことができます。スパイスとハーブを上手に利用し、上品な香り高いシチューをお楽しみくださいね。