近年デトックス効果の高いスパイスとして注目を集めている「コリアンダー」。葉はタイ料理ではパクチー・中国では香菜・インドではダニヤと呼ばれます。

種と葉の両方が利用され、根もキレイに洗って使えますので、捨てるところがないスパイスです。葉や根は独特の爽やかな香りが特徴で好き嫌いの別れるところですが、種は草木の持つ爽やかさと柑橘系の香りを併せ持ち、加熱することで甘い香りも纏う複雑な芳香を含んだスパイスです。

様々な顔をもつコリアンダーをコリアンダーシード・コリアンダーリーフ(パクチー)に分けて、使い方を紹介します。

胃腸に働くスパイス・コリアンダーのデトックスティー

コリアンダーの種の方はコリアンダーシードとも呼ばれますが、葉をパクチーと呼ぶことが多いため、現在ではコリアンダーといえばコリアンダーシードを指すことが多いようです。

そんなコリアンダーは胃腸の不調に効果的で、健胃・整腸作用、鎮静作用から緊張の緩和・ストレスからくるイライラを解消してくれる作用があります。

また、葉と同じく種もデトックス効果が高いため、ハーブティーにブレンドすることで手軽に効能を得ることが出来ます。お好みの紅茶に砕いたコリアンダー・フェンネルシード適量を入れ、熱湯を注いで蒸らすか煮出すと、さっぱりしたスパイスティーになり、むくみ解消・デトックス・胃の倦怠感に効果的です。

料理に華やかな香りを添える使い方

コリアンダーの独特の香りはカレーに欠かせないスパイスで、クミン・マスタードシードなどと一緒に調理の初めの段階で使うことで、カレー全体の香りを力強く下支えします。

コリアンダーを挽いたコリアンダーパウダーの使い方は、カレーの仕上げに加えて少し煮てなじませることで、華やかな香りを与えてくれます。

また、香りの奥にほのかに柑橘系の香りもするためトマト煮込みとの相性も良く、こちらも調理の最初の段階に加えることで東南アジア風のトマト煮込みに仕上がります。

臭みけしにも効果を発揮しますので、レバーペーストを作る際の仕上げにパウダーを加えると、爽やかな香りがレバーの臭みをカバーしてくれます。

独特の香りが人気のハーブ・コリアンダーリーフ(パクチー)

デトックス効果が高いハーブとして一躍有名となり、タイ料理・インド料理には欠かせないハーブであるパクチーは、もともとはコリアンダーリーフと呼ばれていました。

その効能はコリアンダーシードと同じように健胃・整腸作用があり、葉の部分にはビタミンA・C・E・カルシウムも含んでいるため、デトックス効果に加えて美肌効果も高いハーブです。

そんなコリアンダーリーフ(パクチー)は、主に料理のトッピングに利用されます。使い方としては、カレーやスープ料理・油っこい炒め物にトッピングすることでビタミンAの吸収が良くなり、口内や胃をさっぱりさせてくれる効果があります。また根の部分は、キレイに洗って刻んで炒め物に混ぜて使うことで、爽やかな香りはそのままに、特有の刺激的な香りが和らぎます。茹でた海老と一緒にサラダや生春巻きにすると、えびの臭みを和らげ、爽やかな香りを楽しめます。

コリアンダーをスパイス・ハーブとして使いこなそう!

コリアンダーシードは香りが若干出にくいのですが利用範囲が広く、他にもフルーツコンポートに利用されます。それぞれの特性を生かし、煮込み・ハーブティー・コンポートにはシード、炒め物やスープの仕上げ・焼き菓子にはパウダーを、トッピングにはリーフを使うと良いでしょう。コリアンダーの使い方をマスターし、変幻自在に使いこなしましょう。