エスニック料理が流行したことによって、以前よりスパイスがぐっと身近に感じられる方もいらっしゃるかと思います。エスニック料理といえば“カレー”ですが、実は何種類もスパイスをそろえなくても、基本のスパイスさえ押さえておけば、ご家庭でも簡単にスパイスカレーは作れます。その基本的なスパイスとは、どんなものを用意すればよいのでしょうか。スパイスカレーが作ってみたい方に、オススメのスパイスとハーブをご紹介します。

香りのベースを作る【クミン】

スパイスカレーを作る際、香りのベースとなるスパイスで、セリのような爽やかな香りとエキゾチックで華やかな香りです。辛味はなく、ほのかな苦みが香りに奥行きを与えてくれます。

食欲をそそる色を付ける【ターメリック】

カレーの黄色はターメリックの色です。加熱前は土臭く苦味があるスパイスですが、加熱することによって丸みを帯びてカレーにコクを与えます。

身体を駆け抜ける辛みと旨み【唐辛子】

カレーに必要な辛味を調整するスパイスです。調理の最初~中盤に加え、煮込んでいくと全体に辛みが行き渡り、旨味も感じられるようになります。辛味と旨みのベースを作ることで、仕上げに胡椒などの他の辛味スパイスを加えてもなじみやすくなります。

香りに深みを与える【シナモン】

甘い香りをカレーに加えることで、香りに奥行きが出ます。甘い香りを加えるスパイスとしてはフェヌグリークでも良いのですが、シナモンの方が香りに軽さがあります。またシナモンはセイロンシナモンとカシアシナモン(カシア)がありますが、シナモンの香りを強く立たせたいときはカシアシナモン、上品に香らせるときはセイロンシナモンがオススメです。

華やかで複雑な香りを与える【コリアンダー】

カレーに独特の爽やかさ・甘い香り・柑橘系の香りなど、複合的な香りの要素を与えます。この複雑な香りが、スパイスカレーに特別な華やかさを与えます。

爽快さを醸し出すハーブ【パクチー】

エスニック料理で良く使われるパクチーは、カレーに使われるコリアンダーの葉の部分です。盛り付けたカレーにのせて一緒に食べることで、スパイスにはないフレッシュで爽快な味わいが楽しめます。

 

基本的に上記6種類で充分おいしいスパイスカレーは作れるのですが、メインとなる具材によっては次に紹介するハーブがあると、さらに充実の一皿になります。

南インド・スリランカ風カレーに【カレーリーフ】

カレーリーフはカラピンチャとも呼ばれ、南インド・スリランカ風カレーには欠かせないハーブです。胡麻のような香ばしさを与えますが胡麻のような重みはなく、軽快で独特の香りを与えてくれます。

インド風カレーに【ベイリーフ】

インド風カレーに使われるハーブで、カレーに独特の香りと香ばしさを与えます。ベイリーフとローリエ(ローレル)を、同じものと捉えている方が多いのですが、この2つは全く別物です。ベイリーフはカシアの葉で、ローリエは月桂樹の葉なので、混同しないように気を付けましょう。

タイ風カレーに【レモングラス・こぶみかんの葉】

タイのグリーンカレーに使われるハーブです。共に柑橘系の軽やかな爽やかさを与えます。

スパイスとハーブでカレーが変わる!

上記スパイス・ハーブはすべて必要ではないのですが、クミン・コリアンダー・シナモン・唐辛子・ターメリックを普段のカレーに加えるだけでも、エスニックカレー風を感じられると思います。また、クミン・コリアンダー・シナモン・ターメリックは、カレーの仕上げに加える“ガラムマサラ”の主要スパイスなので、フライパンで乾煎りし細かく挽けばガラムマサラとしても利用できます。ぜひ試してみてくださいね。