手作りのミートソースもおいしいけれど、たまには変化球ミートソースで家族を驚かせたい、人知れずそんな変化を求めている方もいらっしゃるかもしれません。そんな方にオススメしたいのが「スパイスやハーブで味チェン」です。スパイスやハーブを加えるだけで、いつものミートソースが香り高い料理に生まれ変わり、スパイスの効能もプラス。
また、ミートソースはたくさん作って冷凍保存している方もいらっしゃると思いますが、スパイスやハーブを使った味チェンのおすすめポイントは、作り置きして冷凍したミートソースにも使えるところです。ミートソースを作るときにスパイスを使っても良いし、作り置きのミートソースにあとから加えても大丈夫です。
ではまず、基本のミートソースの作り方からご紹介します。
目次
基本のミートソース
- 玉ねぎ1/2個・にんじん1/4本・にんにく1片・セロリ1/4本をみじん切りにし、鍋にオリーブオイル大1・にんにくを入れ、中火で炒めていきます
- にんにくの香りが立ったら残りの野菜・塩を下味程度入れ、野菜がなじんできたら弱火にし、焦げないように時々混ぜながら15分ほど炒めます
- 牛ひき肉200g・ナツメグ小1/3を入れ、野菜とまんべんなく混ざるように炒めます
- 牛肉の色が変わったら赤ワイン100mlを入れ中火にし、ひと煮立ちさせてトマト缶1個を手で潰しながら入れ、砂糖小1・塩小1・ローリエ1枚を加えて煮込みます
- 煮立ったら弱火にし、蓋をして鍋底が焦げないよう、時々こそぐように混ぜながら1時間煮込んだら出来上がり
煮込んでいる間に水分が足りなくなってきたら、適宜水を加えてください。
ケバブに使うスパイスでトルコ風ミートソース
トルコ発祥のケバブに使うスパイスは、肉料理にピッタリ。トマトソースにも相性が良いので、ミートソースに加えてスパイシーに仕上げます。
- フライパンにクミン・コリアンダー・黒胡椒各小1/2を入れ、乾煎りし、香りが立ったら火を止めます
- 炒ったスパイスをミルに移し、パプリカパウダー・バジル各小1/2・タイム・ターメリック・シナモンパウダー各小1/3・鷹の爪1本を入れ、粉状になるまで挽いたら出来上がり
ミートソースに加える時は煮込みのラスト15分くらいのタイミングで加え、スパイスの香りを行き渡らせます。
トゥナパハでスリランカの香りを!
スリランカのカレーに使われるミックススパイス・トゥナパハは、ミートソースに合わせても刺激的です。
- フライパンにコリアンダーシード小1・クミンシード小1/2・ブラウンマスタードシード・フェンネルシード各小1/3・クローブ2粒・カルダモン1粒・カレーリーフ4枚を入れ、乾煎りします。
- 香りが立ったら火を止め、ミルに移し、シナモンパウダー・チリパウダー各小1/3を加えて粉状になるまで挽いたら出来上がり
こちらもミートソースに加える時は煮込みのラスト15分くらいのタイミングで加えます。辛さ控えめなので、お好みでチリパウダーを追加してください。
エルブ・ド・プロヴァンスで南フランス家庭料理風
プロバンス地方の家庭料理に使われるハーブミックス、エルブ・ド・プロヴァンスを加えることで、爽やかで上品な風味が香るミートソースになります。
用意するハーブはすべてドライでタイム・ローズマリー・オレガノ・セイボリー・セージ、これらをハーブを全部で小さじ2くらいの量になるように、同量ずつ混ぜればできあがり。
ミートソースに加えるタイミングはトマト缶を入れて煮込む時。比較的早い段階で加えることで、ハーブの香りが落ち着きなじみやすくなります。
スパイス&ハーブでミートソースに新たな視点を
ミートソースにスパイスやハーブを加えるだけで、材料を変えなくても自由に変化をもたらすことが出来ます。また、冷凍したミートソースに加える際は、解凍するときに一緒に温めることで香りをプラスすることが出来ます。その際はスパイスとハーブの量を、上記より少なめに加えてくださいね。