イタリア料理・地中海料理と共に日本でも広まり、今では家庭でもすっかりおなじみとなったスパイス・バジル。一般的にバジルといえば「スイートバジル」の事を指し、近年ではチアシードと共にダイエットに効果的な「バジルシード」が人気です。

ここではイタリア料理に欠かせないハーブ・スイートバジルの効果効能を、バジルの使い方と共にご紹介します。

トマトに欠かせないスパイス・バジル

シソ科のハーブ・バジルはトマトとの相性が良いので、サラダや前菜、ピザ・オムレツからスープ・トマト煮込みまで、ほとんどのトマトを使った料理にピッタリです。

トマトのサラダにバジルを加えれば、バジルの爽やかな香ばしさがトマトの甘味や酸味をぐっとひきたて、トマトの豊富なビタミンCと、バジルに含まれるβカロテン・ビタミンEといった抗酸化ビタミンが、美肌に効果的に働きかけます。また、バジルに含まれるビタミンは油と一緒に摂ることで吸収されやすくなるので、相性の良いオリーブオイルと一緒にドレッシングに加えるのもオススメ。

他にもトマトとモッツアレラチーズのイタリア風前菜・カプレーゼにフレッシュバジルを添えれば、目にも鮮やかなトリコロールカラーの前菜に。優しい味わいのモッツアレラチーズに、オリーブオイルと共に香りの華を添えてくれます。

加熱することでさらに香り引き立つ・・・バジルの魅力

バジルは、ピザやオムレツなどの加熱調理する料理に加えても栄養分を損ないにくく、バジルの甘く香ばしい香りとほのかな苦みが、卵やチーズのまろやかさを心地よく引き締めてくれます。

このアクセントはスープや煮込み料理にも最適で、料理にメリハリを与えるだけでなく、スープに溶けだした栄養分も余すところなく摂取できるのです。

また、ローレル・オレガノ・マジョラム・タイム・セージ・ローズマリーなど、ヨーロッパで生息する様々なハーブとの相性が良いのも嬉しいポイント。この相性の良さから、タイム・セージ・ローズマリー・セイボリー・オレガノなどから構成される、南フランスのミックススパイス「エルブ・ド・プロヴァンス」に加えられることもあります。

ヨーロッパの爽やかなハーブをブレンドしたエルブ・ド・プロヴァンスは、肉・魚料理全般に利用でき、食材の臭みを抑えつつ、ハーブの芳醇な香りが味わえます。

世界でも人気のスパイス・バジル

バジルはヨーロッパだけでなく、タイやベトナム・インドネシア、インドやアメリカでも人気のスパイスです。

レモングラス・パクチーとも相性抜群のバジルは、タイやインドネシアでは炒め物によく用いられ、ブームとなった「ガパオライス」でもバジルは欠かせません。タイやインドネシアでよく利用されるのは、どちらかというとバジルの仲間のホーリーバジルですが、スイートバジルで代用してもおいしくいただけます。

インドではカレーの仕上げに利用したり、アメリカではペストというバジルソースを、様々な料理に使っています。

今や日本でもバジルは一般的なハーブのひとつ。このようにバジルは世界中で愛されているのです。

ハーブに抵抗がある方にオススメのバジル

バジルは料理を選ばないハーブですが、ハーブティーにも利用されています。

バジルには鎮静作用のある香り成分・リナロールが含まれています。そのためバジルを使ったハーブティーは、不安を抑えリラックス効果をもたらしてくれるので、不眠症に効果的なのです。

料理だけでなく、生活の様々なシーンでバジルを活用しましょう。