スパイスという言葉を聞くと、インドを連想しませんか?なぜなのでしょうか?

イメージされがちな理由と、実際にインドではどのようにスパイスを利用しているのか見ていきましょう。

スパイスの歴史は奥深い

スパイスは、昔は貴重なものでした。貴重なものであったがゆえに、スパイスが原因により、世界中で戦争が起きていたのです。その理由は、日本を含むヨーロッパの国では、スパイスを育てる環境が整っていなかったからです。つまり、スパイスを栽培することができない土地なのです。昔は、冷蔵庫が無かった時代でした。スパイスの中で特に、胡椒は抗菌の作用を持ちます。冷蔵庫が無くても、ある程度食品を長持させることができたのです。スパイスの持つ効能、香りが人々を魅了し、戦争まで発展してしまったのです。全てのスパイスが栽培できないわけではなく、日本でも、山椒等日本発祥のスパイスもあります。そんな国独自のスパイスもあるため、現在は数えきれないほどのスパイスが世界各地で栽培されています。

スパイスとインドの関係とは?

どうして、スパイスと聞くと、インドを連想してしまうのでしょうか?上記でもあげたように、スパイスは昔戦争の原因にもなっていました。当時は大変貴重な物だったのです。スパイスの中でも特に重宝された胡椒について見ていきましょう。

・インド南西部原産である
・熱帯性の地域でしか栽培不可
・多年生つる性植物である
・マレーシア、インドネシア、ブラジル、ベトナム等で現在は主に栽培されている

成長するためには胡椒は適した環境が制限されていたのです。上記から、スパイスの中でも古くから魅了してきた胡椒は、インドが原産なのです。ここが、スパイスとインドがセットで連想されている要因の一つでもあるかと思います。

実は、スパイスとインドが連想される要因はもう一つあります。それは、日本でもなじみ深いカレーライスに理由があります。

カレーという名前の料理は、インドにはない?ではなぜスパイスと言えば、?カレー”と連想されてしまうのか?

カレーという名前の料理が実は、インドにはないことをご存知ですか?日本に初めて、カレーライスが登場したのは、明治初期のことでした。当時は、なんとカレーはイギリス料理として、日本に伝来してきたのです。なぜイギリス料理なの?インドと関係ないではないか?と思われる方もいらっしゃるでしょう。それは、イギリスが、18世紀頃に起きた産業革命に関係があります。当時、イギリスの船乗りが、仕事中にシチューが食べたいけれど、腐りやすい牛乳の代わりにカレースパイスを使ったのが発祥の一つとされています。カレースパイスは、当時は、ミックスされたスパイスのことで、それに?カレー”と名前をつけたのは、実はイギリスだったのです。”カレールー”を作ったのもイギリスの会社です。それは、スパイスをミックスさせて料理にするのは難しかったため、手間を省くために開発されたものでした。しかし、カレーライスとして発展させたのはイギリス人ですが、スパイスを多用している国としてみると、イメージがあまりわかない方も多いのではないかと思います。スパイスがインドを連想させる要因としては、現在もカレーライスの元となったスパイスが、インドの家庭でも愛用されているからに理由があるのだと思います。ただ広めた国と、現在も愛用している国とでは、イメージも後者の方が連想に結びつきやすいということです。