唐辛子(チリペッパー、レッドペッパー)

見ているだけで汗が噴き出してきそうな唐辛子です。そんなホットな辛みをもつスパイスで、色、形、大きさ、辛み、風味などの違う様々な品種があり、その数は3千近い品種に及ぶと言われています。胡椒などの他の香辛料と同様、料理に辛みをつけるために使われるほか、

健胃薬、凍瘡・凍傷の治療、育毛など薬

としても幅広く利用されています。成分として含まれている

カプサイシン

血行を促進し、身体を温める作用

もありますので冷え性の方などにも良いですね。

唐辛子一般を指す「カプシカム」は、その果実の形が袋に似ているので、ラテン語のカプサ(袋)と由来しているとのこと。また、チリーという名は、メキシコのアズテック人の唐辛子に対する呼び名に由来しています。

アメリカ大陸原産の唐辛子が世界中に広まるきっかけとなったのは、15世紀末のコロンブスアメリカ大陸到達だったと言われます。この際に、ヨーロッパに唐辛子の存在や料理方が紹介され、それからわずか数百年の間に世界中の食卓に欠かせないスパイスとなりました、

日本への渡来時期については諸説あります。1543年に種子島に漂着して鉄砲を伝えたポルトガル船によって伝えられたという説、1592-98年頃、豊臣秀吉が征韓の役をおこした際に加藤清正が持ち帰ったとする説、1605年にタバコとともにポルトガルから伝わったという説などがあります。

唐辛子の最も辛い部分は、

実の中のワタの部分

です。唐辛子の辛味の主成分・カプサイシンは、唐辛子の実の中央部分に種子をつけて下がっている“ワタ”(=正式には胎座)と呼ばれている部分の細胞によって形成されます。実が熟するにつれて、このワタの部分に

カプサイシンが蓄積され、辛さが徐々にに増加していきます

。種子にもカプサイシンは含まれてはいますが、ワタの部分に比べると量が少ないので、そんなに辛さは感じません。
よく唐辛子は、種の部分が辛いとよく思われがちなのですが、ワタの部分のカプサイシンが種子の表面に付着しているために、辛いと感じてしまうのです。
辛さは刺激が強く人により好みが違ってきます。

粘膜を傷つける

ため、適量を超えて過剰に摂取すれば胃腸等に問題を起こすこともあるのでご注意を。 特に皮膚の弱い部分に附着すると痛みを引き起こすことが多いです。唐辛子の収穫や加工はもちろん、料理のため唐辛子を触った手で粘膜に触れないようしてください。

うっかり眼の付近の汗をぬぐったりすると大変なことになる恐れがございます。

※唐辛子の過剰摂取と発癌の関連性が指摘されており、データにより唐辛子を多く摂る国は胃癌や食道癌の発癌率が高いといわれている

ただし、国際がん研究機関 (IARC) による発がん性の可能性がある物質とは認められていないため、カプサイシン単体が発がん性を有することは迷信ではないかとと考えられている。