香辛料を含むスパイスの種類には100種類以上あると言われています。いろいろな種類のスパイスを取りそろえて本格的なスパイス料理をしようと思い立った時に、種類に応じて使い方を知らなければ本当に美味しいスパイス料理を作ることはできません。種類がとても多いからこそ、使い方に迷ってしまうのも仕方ないかもしれません。そうなると使用頻度はどんどん低くなって、知らないうちに棚の奥にしまい込んで、賞味期限を迎えてしまったということになりかねます。

実はスパイスの種類は多いですが、形状によってカテゴリー化できるのです。それを知るだけでも、料理にスパイスを取り入れやすくなります。‟スパイスの使い方”を把握するためにも必要な情報なので、知っておくと便利ですよ。

スパイスの使い方を知るためには、用途を把握することが大切

1.料理の下ごしらえの段階で使う
目的:食材の臭みけし、香りや素材に色をつけるために用いるために使います。
使い方:食材に振りかけて刷り込んだり、食材と一緒に漬け込みます。または、下茹での段階で入れる方法もあります。

2.調理中の際に用いる場合
目的:料理に香りをプラスする時や辛味を出したいとき、色をじっくりと引き出すために煮込むために入れる方法もあります。
使い方:炒める脂と一緒に投入して香りを出したり、食材にのせたり、刺したり、挟んだり、ホイルに包むなどして一緒に焼く方法もがあります。煮込んだり、炒めたりする段階の途中に加える方法もあります。
スパイスの形状はどれを使うのが適している?:炒め油とともに入れて香りを出す際には、ホールタイプ(パウダーになる前のスパイスのこで、粒状のものです。)が適しています。
例:クミンシードやブラックペッパーのホールタイプ等

3.仕上げの工程で使う場合
目的:料理の工程の最後や食べる直前にスパイスをかけることで、香りや辛味、色等を瞬時に出すために使われます。
使い方:食べる直前の料理に振りかけたり、飾りつけに添えたりします。ホールタイプよりもパウダータイプの方が、瞬時に香りや辛味を引き出すのに適しているため使用することが多いです。
例:唐辛子パウダーやブラックペッパーをミルで引いたり、ピンクペッパーを散らしたりするなどです。

スパイスの形状にはどんなものがある?

フレッシュ
新鮮な生の状態でおろしたり、刻んだりしたもののことです。例として、わさびやニンニク、生姜等が挙げられます。香りがダイレクトに伝わり、素材本来の味わいを楽しむことができます。

ホール
乾燥していますが、砕くことなく、そのままの大きさのスパイスです。乾燥した形状の中では香りは一番出にくいですが、長期保存の間も香りが飛びにくいため、新鮮な状態を長期間にわたって保存できる方法でもあります。油を炒める際に、じっくり香りを引き出す際に使ったり、漬け込み料理の際に使うことが多いです。砕くことで、香りが出やすくなりますので、食べる直前にミルで引き、香りを楽しむこともできます。

あらびきを含む、パウダー
あらびきは、パウダーと比べて、粒が荒く惹かれているので、大きいです。パウダーは、さらに粒が細かくなっている状態の物を指します。あらびきはパウダーと比べて、目に見えて確認しやすいため飾りつけとして食べる直前にかけたり、臭みけしなどに下ごしらえの段階で加えたりします。パウダーは乾燥した形状の中では香りが最も強いですが、その分香りが飛ぶのも早いです。下ごしらえの際に使ったり、まぶして香りを楽しむ使い方が最も多いです。