ポピーシードとは

ポピーシード(poppy seed)とは、ケシ科ケシ属の一年草の植物ケシの成熟した果実から採れる種子のことで、日本では「けしの実」として知られています。原産地はヨーロッパ南部や地中海沿岸になります。ケシの未熟果から取れる乳液はアヘンで、それが精製されて鎮痛鎮静剤であるモルヒネやモルヒネを化学変化させてヘロインになります。ケシの種類は多くスパイス用の品種はオピアムポピーで、このポピーシードにはアヘンの成分は含まれていないので安心して食べることができます。オランダ産のポピーシードが最高品種と言われています。

ポピーシードの種類

ポピーシードはヨーロッパ産の黒がかったブルーグレーのブルーポピーシードとインドなどのアジア産のクリーム色や白色をしたホワイトポピーシードの2種類があります。風味はほとんど変わらないですが、ブルーポピーシードの方は大きさが約1㎜の粒状でホワイトポピーシードよりやや大ぶりです。形はそら豆のような形状をしており、焼くと香ばしいナッツのような香りがし、プチプチとした食感が特徴です。

ポピーシードの効果・効能

ポピーシードには脂肪油が45~60%も含まれており、肌の保湿や老化予防に効果のあるリノール酸やオレイン酸など、血中の悪玉コレステロールを減少させ、動脈硬化や生活習慣病の予防に効果のある不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。また不眠にも効果があると言われています。

ポピーシードの使い方

ホワイトポピーシードは、あんぱんや松風などの和菓子の他にも、田楽や田作りなどの飾りやまぶして用いられることが多いです。インドでは他のスパイスと一緒にすり潰して煮込み料理やカレーに使われています。ブルーポピーシードはパンやクッキー、焼き菓子などのトッピングや生地に混ぜ合わせて使うことでプチプチとした食感を楽しむことができます。ヨーロッパではポピーシードをペースト状にして菓子やパンに用いられており、ドイツではクリスマス時期に食べられる菓子パンのシュトレンのバリエーションの一つとして、ポピーシードを練り込んで作ったモーンシュトレンが人気です。

まとめ

プチプチした食感と香ばしい香りが食欲をそそるポピーシード。アメリカの定番焼き菓子のマフィンの中でも昔から根強い人気で最もポピュラーなのがレモンポピーシードマフィンです。日本ではホワイトポピーシードが一般的で、和菓子やあんぱんに使うイメージが多かったですが、スターバックスのポピーシードとクリームチーズのパウンドケーキで、ブルーポピーシードを知られた方も少なくないのではないでしょうか。お菓子やパン、料理など色々なものに活用できるので、ぜひプチプチした食感をお楽しみください。