マジョラムとは

マジョラムとは、シソ科ハナハッカ属のヨーロッパ原産の乾燥を好む多年草です。草丈は30~60cm程度で、葉は薄い毛で覆われた白っぽい葉で、夏に白い小さな花を咲かせます。同属のハーブ、オレガノもワイルドマジョラムという別名を持っていますが、種類は異なり、区別するためにマジョラムは、スイート・マジョラムやノッテッド・マジョラムと呼ばれています。

マジョラムの歴史

マジョラム(marjoram)は古代ギリシャ時代にはすでに栽培されており、美と愛の女神アフロディーテが創り出したハーブと言われ、幸福をもたらす、幸せを象徴するハーブとされ、結婚する際の花冠や故人の冥福を祈る意味でお墓にも植えられていました。古代エジプトでは、マジョラムに防腐効果があることからミイラ作りに利用されていました。

マジョラムの属名ハナハッカ属(オリガヌム/Origanum)はギリシャ語でoros=山、ganos=喜びの意味があり、マジョラムという名前は、ラテン語でmajor=より大きいという意味で、マジョラムが寿命を大きく延ばすことに由来されていると言われています。

マジョラムの効果・効能

マジョラムは香辛料や精油として利用されています。淡いミントのような香りがあり、ハーブティーには鎮静作用や消化促進効果があり、精油には血流促進や筋肉痛、不眠に効果があるとされています。マジョラムの成分には、脳の働きを高め、認知症予防にも効果のあるテルピネオール、抗炎症や鎮痛作用のあるテルピネン、抗菌作用のあるサビネン、癒しと活力をアップするリナロールなどが主に含まれています。

マジョラムの使い方

マジョラムの香りの強い葉が肉の臭みを消してくれるため、肉料理と相性が良く、肉のハーブと言われソーセージや鶏や豚のロースト、グリルやソテーなど肉料理には欠かせないハーブとして使われています。イタリア料理には風味付けとして利用されており、ソースやマリネなど野菜料理との相性もよいハーブです。ハーブティーにして強壮茶としても飲まれています。

まとめ

料理のスパイスとしてだけでなく、エッセンシャルオイルにも使われているマジョラムの香り成分には、副交感神経を活性化する作用があるため、リラックス効果がありイライラや不安感を取り除いてくれます。また、身体を温めてくれる作用があるので冷え性や血行不良にも効果があるので、手足をマッサージしたり、入浴剤として使用しても良さそうです。マジョラムは身体の中からも外からも美しくしてくれる万能ハーブと言えそうです。