ヨモギとは

キク科ヨモギ属の多年草で独特の香りがあり、春の定番和菓子の草もちの材料ともなる植物です。新潟名物の「笹団子」にもヨモギが使われます。別名「モチグサ」「エモギ」「サシモグサ」「モグサ」など。食用以外でも、乾燥させてお灸の艾にしたり、端午の節句に軒先に飾ったりなど、古くからあらゆることに使われてきた伝統的な日本のハーブです。

ヨモギの特徴

土手や草原など、日本のあらゆるところで自生しているため、春先になるとあちこちで見つけることができます。葉は手の平のように分かれており、葉の裏は産毛が生えていて白っぽい色をしています。
自生しているヨモギを採取する際、ヨモギかどうか判断が難しい場合には、葉をちぎったりもんだりすることによって匂いで判断することができます。但しヨモギ以外の植物である場合は、かぶれを引き起こす場合もあるので、軍手などを用いて直接触らないようにしましょう。ヨモギと似ているもので「トリカブト」という植物がありますが、日本三大有毒植物に数えられるほど非常に強い毒性を持っているため注意が必要です。

ヨモギの効能

ヨモギは「ハーブの女王」と呼ばれるほど効能豊かな植物です。鉄分が豊富であり造血作用が期待できるため貧血改善にも役立ちます。また止血効果もあるので昔は切り傷などの貼り薬にも使われました。
さらに食物繊維、葉緑素(クロロフィル)が多く含まれているので、デトックス効果や整腸作用、血中脂質の正常化なども期待できます。このようにヨモギは栄養が偏りがちな現代人には欠かせない栄養素が多く含まれているのです。

ヨモギの美味しい食べ方

ヨモギといえば草もちにして食べる方法が一般的ですが、おひたしやゴマ和えなど、さっと湯がいて簡単に味をつけるだけでも美味しく食べられます。その他にも天ぷらや、塩もみして混ぜご飯にするのも良いですね。
小麦粉との相性も良く加熱しても香りが飛びにくいのでパンやケーキ、クッキーにしても十分香りが楽しめます。焼き上げたときのキレイな若草色が目を引きます。
また、沖縄ではニシヨモギという品種のヨモギが栽培されており、「フーチバー」と呼ばれ、様々な料理に使われています。沖縄そばの薬味として使うのが人気で、お店によってはヨモギがトッピングとして入れ放題のところもあるのだとか。そのほか、ヨモギの香りを利用して臭みの強いヤギ肉の臭い消しとしたり、炊き込みご飯にしたりと、沖縄の方々にとっては欠かせないハーブになっています。

まとめ

近年では、韓国の民間療法である「ヨモギ蒸し」が注目され、日本でもヨモギ蒸しが体験できるサロンが増えてきたことから若い人の間でもヨモギが着目されてきています。食べてもよし、使ってもよしの万能ハーブであるヨモギ、これからもどんどん活躍しそうですね。