スパイスやハーブを使った料理を食べに行くのが大好きで、タイ料理やベトナム料理はよく食べに行くし、ネパール・バングラデシュの朴訥な料理も華やかなインド料理も、素朴なスパイス使いのスリランカ料理も大好き。地中海とスパイスの香り漂うトルコ料理も食べたいし、イタリアの大胆なハーブ使いも捨てがたい。こんなふうに、世界はおいしそうな料理に溢れています。

こんな料理が家で作れたら・・・そう思ったことはありませんか?また欧州風煮込み料理を見よう見まねで作ってみたけど、何かが違う・・・それはスパイスとハーブが足りないからかもしれません。

しかしスパイスもハーブも種類が多すぎて、何から用意すればいいかわからないし、どうせなら使い勝手の良いスパイスとハーブを揃えたいものですよね。そこで数あるスパイスとハーブの中から、初心者の方にも使いやすいものをご紹介します。

これ一つで世界が変わる!スパイスの王様・ブラックペッパー

私たちにとって一番身近なスパイスといっても良い胡椒ですが、胡椒の中でもブラックペッパーが一番香り・辛味共に強く、インパクトある多角的な香りを楽しめます。肉や魚の調理をするときの最初の段階に使うと臭み消しになり、仕上げに加えるとブラックペッパーの持つ純粋な香りを楽しめます。

また胡椒には栄養の吸収を良くする効果があるのですが、その成分が一番多く含まれているのもブラックペッパーです。

料理に奥行きを与えるスパイス・ナツメグ

ハンバーグなど、ひき肉料理の臭み消しに利用されるナツメグは、普段のおかずからスイーツ・飲み物まで、汎用性の高いスパイスです。

肉料理のみならず牛乳の臭みも抑えてくれるので、シチューやホットミルク・チーズを使った料理にもおすすめ。スープやポテトサラダに香りのアクセントとして、クッキーや焼きプリンに使えばほろ苦さが味に奥行きを与えてくれ、フルーツとの相性も良いのでジャムやドライフルーツを使ったパンにもおすすめです。

爽やかで華やか!クセになる香りのスパイス・クミン

カレーに使われるスパイスのひとつ・クミンは、爽やかな香りで華やかな香りの中に、ほのかな苦みを伴うスパイス。粒が小さく香りが出やすいのでホールのまま使うことができ、カレーだけでなく普段使いの料理の香りづけにおすすめです。

唐辛子・胡椒など辛味との相性が良いので、炒め物やピリ辛鍋・煮込みなどの料理に使うと華やかな香りを添えてくれます。他にもチーズとの相性が良く、チーズのコクを引き立てながらも、爽やかな香りが後味をさっぱりとさせてくれます。消化促進効果もあるので、脂っこい料理にもおすすめです。

料理からお酒まで!スパイスの女王・シナモン

シナモンと聞くと甘いパンやお菓子作りをイメージする方も多いと思いますが、チャイなどのスパイス香る紅茶やコーヒーにも相性が良く、飲み物ではアルコールにも相性抜群。ヨーロッパの冬に欠かせないホットワインやホット・ウイスキー・トディなどに用いると、心もふわっと温まります。

またいろいろなスパイスとの相性が良いので、カルダモン・クミン・ブラックペッパーなどと合わせて煮物やスープ・炒め物、花椒・唐辛子などと合わせて中華風のおかず、トマトとの相性も良いのでミートソースやトマト煮込み・チリビーンズなど、幅広く利用できます。

爽やかで野性的な香りのハーブ・オレガノ

地中海をはじめ、ヨーロッパの料理には欠かせないハーブです。オレガノは生よりドライのほうが香りが強く、保存性も良いので、普段ハーブを使いなれない方が常備するなら、バジルよりドライオレガノがおすすめです。

甘く芳ばしい香りはトマトやチーズと相性抜群。パスタやトマト煮込み・ピザ・サラダのドレッシングにも、少量加えるだけで香りが広がり、ビーフシチューやラム肉など風味が強い料理に加えても負けない力強さがあります。それでいて主張が強すぎないオレガノは、ハーブティーにも用いられます。

初心者はまず使いやすいスパイス・ハーブを

これらのスパイスとハーブは他のスパイス・ハーブとの合わせやすい懐の深さもあるので、スパイス・ハーブ初心者の方にも使いやすいものばかりです。最初は少しの量を普段の料理に使ってみて、特徴をつかんだらいろいろと組み合わせてみましょう。