蒸し熱い日本の夏は、出来れば長時間火を使う料理はできるだけ減らしたいもの。調味料を自作し、作り置きしておくことで時間を短縮できたり、混ぜるだけで火を使わずとも料理が完成したら嬉しいですよね。そこで簡単に自作でき、夏の料理にぴったりの調味料を4種類ご紹介いたします。

塩麹の10倍の旨味!「醤油麹&アレンジ醤油麹」

近年、一世を風靡した調味料といえば塩麹を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。その塩麹の10倍の旨味をもつと言われる麹系調味料が「醤油麹」です。作り方も簡単で、乾燥麹をボウルなどにほぐし、醤油を注いで1日1回全体をかき混ぜ、常温で1週間ほど置いておけば出来上がりです。冬場は冷たい醤油では発酵に時間がかかりますが、夏場なら発酵もスピーディです。

そして醤油麹に生姜のみじん切りを混ぜておくと、生姜の旨味が加わり、爽やかな風味もアップ。冷奴などにそのままかければ、薬味などの手間いらずの冷奴ができます。

にんにくのみじん切りを混ぜれば、にんにくの風味で食欲増進・消化促進効果もプラス。肉に揉みこんで焼くと焼肉のたれもいらず、お肉も柔らかく焼き上がります。

山わさびのみじん切りを混ぜれば、爽やかな辛味がプラス。お刺身に添えれば、醤油より風味豊かな調味料として楽しめますし、お刺身に和えても旨味が凝縮しておいしいです。お刺身に和える際、ごま油をプラスするとさらにコクもアップ。ご飯がすすむこと請け合いです。山わさびの代わりに山椒のみじん切りもおすすめです。

複雑な味わいがクセになる!夏の食卓に「怪味」

怪味ソースとは中国由来の調味料で、決して怪しい調味料ではなく「複雑な味」という意味を持ちます。辣油・豆板醤などの辛み・芝麻醤のコク・花椒のしびれ・砂糖の甘味・お酢の酸味など、意味通り複雑な味が楽しめる調味料です。

作り方はすりおろしたにんにく・生姜・豆板醤・芝麻醤・砂糖・醤油・酢・花椒・辣油を混ぜるだけ。から揚げに添えたり、サラダや野菜炒めなど幅広く利用できます。中でもおすすめは「蒸し鶏の怪味和え」。蒸し鶏やサラダチキンをほぐし、千切りしたきゅうりと刻んだ茗荷・怪味ソースで和えれば、お酒にぴったりの爽やかなアテになります。

夏ならではのフレッシュな辛味!「南蛮醤油」

旬の夏野菜のひとつに、青唐辛子があります。赤唐辛子が熟す前に収穫したもので、鷹の爪にはないフレッシュなみずみずしさを楽しめ、赤唐辛子よりほのかな甘味が感じられるのが特徴です。また赤唐辛子は加熱することで辛味がより引き出されますが、青唐辛子は辛味が和らぐという特徴を持ちます。

南蛮醤油とは青唐辛子を刻んで醤油に漬けたもので、密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存すれば長期保存が可能です。使い方は炒め物や卵焼き・炒飯にそのまま加えたり、焼き魚にかけてシャープな辛味を楽しみます。そうめんつゆやうどんつゆのアクセントにもおすすめです。

爽やかな風味が夏を彩る「パクチーソース」

油の強い料理をさっぱりさせ、デトックス効果の高いハーブ・パクチーも、オイル漬けにすることでいつでもさっと使え、冷蔵庫で2週間ほど保存できるので、パクチーが余ってしまった時におすすめです。

作り方はパクチー・生姜・にんにく・ごま油・塩をフードプロセッサーに入れ、なめらかなペースト状になるまで回したら出来上がり。炒め物にプラスしたりパスタに和えたり、から揚げに添えたりすると、パクチーのさっぱりした風味が楽しめます。塩レモンを混ぜてサラダのドレッシングやたたききゅうりの和え物にもおすすめです。

フレッシュな自作調味料で夏を楽しむ!

爽やかな風味や鮮烈な辛味は、夏の暑さを吹き飛ばしてくれます。何と言っても自作の調味料は市販品と違い、フレッシュな香りや味わいが魅力です。

ここで紹介した自作の調味料は火を使わず混ぜるだけなので、冷蔵庫で保存するのがおすすめです。おいしさのあまりすぐに使い切ってしまうと思いますが、出来るだけ早めに使い切るのがおいしさのコツです。