高貴な女性を思わせる、洗練された香りを放つローズマリーは、その爽やかな芳香で肉魚の臭みをカバーしたり料理に華やかさを添えるハーブです。

ほんの少し葉に触れただけで香るローズマリーは、可愛らしい見た目も相まって、ガーデニングにもおすすめ。宿根草で比較的丈夫な品種なので、しっかり根付いてくれるとどんどん収穫することができ、生活の中の様々なシーンに活躍してくれます。

そんなローズマリーの育て方のコツや上手な利用法などを、効果と共にご紹介します。

ローズマリーの植え付けや準備

ローズマリーは種の発芽率が悪く、種から育てるのは少し難しいので、苗を入手して栽培する方法がおすすめです。

苗の植え付けに適した時期は3~5月と9~10月。ローズマリーは地中海沿岸地域が原産で、石灰質の土壌のカラッとした環境を好みますので、鉢植えで栽培する場合は水はけのよい土を用意します。市販の野菜用の培養土でもよいですが、できればハーブ用の培養土がベストです。地植えで栽培する場合は、植え付けの一週間ほど前に苦土石灰を混ぜて中和しておきましょう。

地植えに適した場所は、日当たりの良い場所に越したことはありませんが、乾燥した場所を好みますので、湿気のこもらない場所なら半日陰でも育ちます。

やせた大地で力強く育つ!ローズマリーの育て方のポイント

ローズマリーはやせた土地でも風通しが良ければ元気に育ってくれるので、水や肥料はあまり与えすぎないのが丈夫に育てるコツです。

鉢植えの水やりは毎日少しづつあげるのではなく、表面が乾いたらたっぷりあげるようにしましょう。地植えの場合、基本的に水やりは必要ありませんが、あまりにも乾燥がひどく、葉が細くなりすぎたり地面がひび割れてきたら、お水をたっぷりあげてください。水のあげすぎは根腐れの原因となりますが、こまめに少量与えていると根の隅々まで水が行き渡らず、乾燥で枯れてしまいますので注意しましょう。水をあげる回数は少なく、あげるときはたっぷりと与えるのがポイントです。

肥料も特に必要としませんが、植え付け・植え替え直後や生育期にあたる春と秋に、ハーブ用の緩効性肥料を与えると元気に育ちます。しかし肥料の与えすぎは肥料焼けの原因にもなります。ローズマリーは基本的に肥料は必要ないと考え、順調に育っているなら与えなくても大丈夫です。

また、鉢植えの場合、1・2年に一度植え替えが必要となります。ローズマリーは植え替えに弱いので、根の周りの土を落とさず、ひと回り大きな鉢にそのまま植え替えましょう。植え替え時期は、植え付けと同じく春か秋がおすすめです。

寒冷地以外なら冬越し対策も必要ありません。夏場に湿気対策として、茂ってきた部分を剪定して風通しを良くし、丈夫な株に育てることで元気に冬を迎えられるのです。

女性の味方・若返りのハーブ!ローズマリーの利用法

ローズマリーは頭をスッキリさせる香りから、集中したいときや気分転換、朝のお目覚めにおすすめのハーブティーです。この効果は香りだけでなく、飲むことで脳を活性化し、認知症の原因といわれるβアミロイドを除去する効果があります。他にも抗酸化作用が高く、血行促進・気管支炎やアレルギーの緩和にも効果的なので、ハーブティーとしていただくときは温かくして飲むと良いでしょう。

血行促進にはスープもおすすめ。食材の臭みを取り、優雅な香りがアクセントにもなります。バジルやオレガノ・マジョラム・タイム・ローレル・胡椒など、相性の良いスパイスやハーブも多いので、香草焼きや煮込み料理にも利用でき、飽きずに料理を楽しむことができそうですね。

またローズマリーの甘く爽やかな香りは、まるで森林浴をしているかのような爽快感があるため、たくさん収穫できたらハーブバスを楽しんでみましょう。疲労回復・ストレス解消の他、肌を引き締める収れん作用が期待できます。

食事に飲み物にお風呂に、様々なシーンでローズマリーを楽しみましょう。