様々な薬効があることで知られるスパイスやハーブですが、中には妊娠中など、身体がデリケートになっている時期は避けた方が良いものも存在します。そのほとんどは大量に摂取しなければ問題ないものばかりですが、身体が新しい命を育んでいる妊娠中は特別。念のため、知識として知っておいた方が安心です。

ここではそんな「妊娠中の大量摂取は避けた方が良いスパイス・ハーブ」を、5種類ご紹介します。

妊娠中の禁忌スパイス・シナモン

血行を良くし、料理にエキゾチックな風味を与えるシナモンは、血中コレステロール値を下げたり脂肪細胞を小さくしたり、様々な健康効果のあるスパイスです。

しかし、シナモンに含まれるシンナムアルデヒドには子宮収縮作用があると言われていて、子宮出血や流産・早産を引き起こす可能性があると言われているのです。妊娠中においては注意が必要な成分のひとつです。

また、カシアシナモンに含まれるクマリンは、大量摂取すると肝機能に悪影響を及ぼします。いずれも大量摂取でなければ問題ないと言われていますが、妊娠中にシナモンを摂るときはセイロンシナモンを適量が望ましいでしょう。

妊娠中の禁忌スパイス・フェンネル

漢方薬としても用いられるスパイス・フェンネルは、葉は爽やかな香りを楽しむハーブとして、種は甘い香りとほろ苦さを伴う爽やかさを活かしたスパイスとして、料理にもスイーツにもハーブティーにも利用されています。

しかし妊娠中は子宮を刺激する作用があるため、避けたほうが無難です。また授乳中にフェンネルを摂取し、赤ちゃんに中枢神経系障害が生じた例もあります。

妊娠中の禁忌スパイス・フェヌグリーク

メープルシロップのような甘い香りが魅力のスパイス・フェヌグリークは、カレーに欠かせないスパイスですが、子宮を刺激する作用があるため、妊娠中の大量摂取はオススメできません。

また動物実験では、胎児に悪影響がでたケースも報告されています。妊娠中にサプリメントを服用し、胎児に悪影響が出た報告はありませんが、注意するに越したことはありません。

妊娠中の禁忌スパイス・セントジョーンズワート

鎮静作用のあるハーブティーとして有名なセントジョーンズワートですが、子宮の筋肉を緊張させる作用がありますので、妊娠中は逆効果になりかねないハーブです。

またセントジョーンズワートは人気のあるハーブではありますが、一方で20ヶ国以上の国で毒草に指定されています。この考え方については諸説ありますが、妊娠中は避けておきましょう。

妊娠中の禁忌スパイス・セージ

清涼感のある香りと高い抗酸化力・抗菌・抗ウイルス効果から、様々な薬効を秘めたハーブであるセージですが、妊娠中には気を付けたほうが良いハーブです。セージには子宮収縮作用がありますので、大量摂取すると子宮出血や流産を引き起こす可能性があるのです。

また母乳の出を悪くする効果もありますので、授乳中も避けたほうが良いハーブと言われています。

しかしこの効果は、卒乳時には有効。卒乳時にセージと摂ることで、乳腺炎になりにくくなると言われていますので、妊娠中から授乳中は避け、卒乳する頃に飲むのがオススメです。

妊娠中のスパイス・ハーブ大量摂取は厳禁!

「妊娠中は刺激物を避けるべき」と昔から言われていますが、中には根拠のないものや、適量ならば却って血行促進などの良い効果をもたらすスパイスやハーブもあります。

また、刺激物は往々にして塩気が強いものが多く、塩分の摂りすぎにつながりかねないため、良くないと言われてきたこともあるのではないでしょうか。

妊娠中だからと、好きな食べ物もあれこれ我慢してしまっては、かえってストレスが溜まってしまいます。適量を心がけ、健やかに赤ちゃんを迎えてあげてくださいね。