ハーブオイルとはハーブをオイルに漬け込み香りや風味を移して楽しむオイルです。
自身の好きなハーブやスパイス、野菜などを一緒に漬け込んでオリジナルハーブオイルを作れば、料理がもっと楽しくなります。
家庭でも簡単にできるハーブオイルの作り方といろんな使い方をご紹介します。
目次
3通りのハーブオイルの作り方
まずはハーブオイルの一般的な作り方をご3つご紹介します。
下準備としてハーブは軽く水洗いしてしっかり水気を切っておきます。
※注意点※
・長期保存するので保存瓶は煮沸して殺菌しておきましょう。
・ハーブに水気が残っているとオイルが痛みやすくなります。しっかりと水気は切りましょう。
・ハーブはオイルに浸っていない部分があるとそこにカビが生えてしまうので、すべてオイルに浸るようにしましょう。
・保存瓶に空気が入ってしまうと酸化しやすくなります。なるべく空気を入れないように保存しましょう。
ハーブにオイルを注ぐだけの作り方
☆シンプルなやり方です。
①ハーブを瓶に入れオイルを注ぎ冷暗所で1週間程度馴染ませれば出来上がりです。ハーブは取り出しましょう。
ハーブとオイルを火で温めてから瓶に入れる作り方
☆熱を与えたほうが風味が出やすいハーブなどは一度鍋で香り出しをしてから瓶に詰めます。
①鍋にハーブとオイルをいれ弱火で3~5分あたためます。高温にするとハーブが焦げてしまうので低温でじっくり温めてください。
②熱が取れたらハーブを瓶に入れオイルを注ぎ冷暗所で保存しましょう。
ハーブとオイルをミキサーにかけ漉す作り方
☆緑色のハーブオイルが出来上がります。
①ミキサーにハーブとオイルを入れ撹拌します。
②容器の上にコーヒーフィルターを乗せ、①を流し入れます。そのまま冷蔵庫で一晩ほど置き漉します。
③余分な水分が取り除くために保存袋の一角を底につくようにセットして②を入れ冷蔵庫で水分が下へと分離するまで置いておきます。分離したら境目を抑えカットして水分を捨ててから保存瓶に入れましょう。
ハーブオイルの使い方とは
料理や食材と相性のいいハーブオイルを作って楽しみましょう。使い方をご紹介します。
パンにつけて
・漬け込むだけのハーブオイル(ローズマリー+オリーブオイル)
フォカッチャなどにつけていただけば最高です。
サラダや野菜にかけて
・漬け込むだけのハーブオイル(バジル+レモンの皮+オリーブオイル)
トマトとモッツァレラチーズをカットしてバジルをちぎりハーブオイルをかけてブラックペッパーミルを散らせばカプレーゼ風サラダの出来上がりです。
・漬け込むだけのハーブオイル(ディル+オリーブオイル)
スモークサーモンにスライスオニオン、ケーパー、ベビーリーフ、レモンを添えて、そこにハーブオイルをかけたらスモークサーモンサラダの出来上がりです。
スープにたらして
・ミキサーで混ぜ漉すハーブオイル(パセリ+オリーブオイル)
緑のハーブオイルをミネストローネやヴィソワーズなどのスープに数滴たらしたら見た目も味も楽しめます。
肉や魚に
・漬け込むだけのハーブオイル(タイム+ローリエ+菜種油)
ハーブオイルでチキンをマリネして馴染んだら、塩、コショウをふりフライパンで焼き色を付けてオーブンでじっくり火を入れたらローストチキンのハーブ風味の出来上がりです。
白身系の魚でも美味しいです。
パスタに使う
熱で香り出しするハーブオイル(ガーリック+鷹の爪+パセリの芯+オリーブオイル)
オイル系、トマト系のパスタと相性抜群です。食材を炒めてソースを作り茹で上がったパスタと優しく絡めて出来上がりです。
ハーブの力で料理をもっと楽しく健康なものに
ハーブオイルはオイル自体に味がついているため調味料が少なくても十分な味わいが期待できます。
またハーブオイルを作る時にそれぞれのハーブやスパイスなどの効能を利用して組み合わせもできます。
これらのことを挙げていくと、体に美味しく付き合えるオイルと言っても過言ではありません。
オリーブオイルだけでなく、えごま油やアマニ油で作ってみたりと、用途に合わせていろんなオリジナルオイルを製作してみてはいかがでしょうか。
ハーブオイルは簡単にできますのでぜひ家庭で作って料理に取り入れてみてください。