料理に独特の香ばしさと微かなほろ苦さを与え、特に地中海料理や欧州料理に欠かせないハーブといえば「オレガノ」です。消化促進・強壮作用・疲労回復など様々な健康効果をもたらし、鎮静作用も期待できるため、料理やハーブティーに幅広く利用されています。

そんなオレガノは、家庭菜園としても人気。丈夫で育てやすいので、初心者の方にもおすすめです。オレガノにはたくさんの種類があるのですが、ここでは料理に用いられワイルドマジョラムとも呼ばれる、コモン・オレガノの育て方についてご紹介します。

オレガノの植え付けや準備

オレガノはシソ科の多年草で、種からも苗を購入しても、比較的簡単に育てることができます。種まきの時期は春か秋。3月下旬~5月か9月~10月あたりが、発芽しやすい時期と言われています。そして植え付けに適した時期は、4月中旬~6月上旬か9月~10月。苗を購入して育てる場合は、この時期がおすすめです。種が発芽し、本葉が7枚以上になったら少し間隔をあけて植え付けましょう。

プランターでも地植えでもどちらでも育てられますが、オレガノは高温多湿に弱いので、地植えの場合、できるだけ水はけや日当たりが良い場所をおすすめします。大きく成長すると30~70cmほどの背丈になりますので、プランターに植え付ける場合は充分に間隔をあけ、大きめのプランターを選びましょう。

オレガノは水はけのよい土を好みます。プランターの場合、市販のハーブ用の土がベストですが、地植えの場合は植え付け後、苦土石灰やバーミキュライトなどで調整しましょう。

植え付け後にはたっぷり水やりをし、しっかり根付くまで表面の土が乾いたらお水をあげるように管理します。地植えの場合、植え付け後にお水をあげたら、特に水やりは必要としません。雨が降らない日が続き、表面の土が乾燥でひび割れてきたらお水をあげましょう。

雨と湿気は大敵!オレガノの育て方のポイント

オレガノは耐寒性があるので、春から夏の生育期にしっかりとした根を張ることができれば、元気に冬越しすることができます。しかし霜が降りる地域では、軒下に移動させたり、室内で育てるなどの工夫が必要です。寒冷地で地植えしている場合は、藁や腐葉土をかぶせてあげましょう。

問題は湿気です。梅雨時期に高温多湿の状態が続くと、株元や葉が蒸れてしまい、カビや株元が腐る原因となります。株元が腐って深刻な状態になってしまったら、他の株に菌が移らないよう抜き取るしかありません。湿気の強い時期は、収穫も兼ねて葉を剪定をし、風通しを良くしておきましょう。常に乾燥気味の状態にしておくのが、丈夫に育てるポイントです。

また肥料は特に必要としませんが、植え付けの際、緩効性の肥料を施したら、2・3ヶ月に1度程度発酵油カスを施すと良いでしょう。窒素系の肥料が多いと、ハーブの香りが薄くなるともいわれていますので、元気に育っているようでしたら追肥の必要はありません。

太陽の香りが元気をくれるハーブ・オレガノを楽しもう!

料理に用いられるハーブ・オレガノは、胃腸の調子を整え、消化を促進する作用があります。その効果は料理だけでなくハーブティーにも利用されています。食べ過ぎや胃もたれを感じるときにオレガノのハーブティーを飲むと消化を助け、食欲不振の解消にも効果的です。

何といっても、フレッシュなオレガノにはビタミンC・Eが豊富に含まれていますので、抗酸化作用によるアンチエイジングや美肌といった、女性に嬉しい効果が期待できます。また、強壮作用から、心身の疲労回復にも効果的。トマトとの相性抜群ですので、ピザやトマト煮込み・トマトのサラダにもそのまま利用できます。

元気でフレッシュなオレガノを育てて、香り良い食卓を楽しんでみてくださいね。