連日の猛暑や湿気で体力を消耗し、胃腸にも疲れがたまって食欲がない。厳しい残暑に手を焼いている方もいらっしゃるかもしれません。身体にたまった湿気を上手にさばくには、身体を内部から温め、胃腸の湿気や熱を発散し利尿する、スパイスや食材を摂ることが有効です。そんな発汗・利尿作用のあるスパイスやハーブを使ったレシピをご紹介します。

デトックスのスパイス&ハーブで「モロッコ風クスクスのタブーレ」

アジアのエスニック料理やトルコ・モロッコなどの地中海料理に使用されるクミンは、健胃・整腸作用があるため消化吸収を助け、夏バテの原因にもなる食欲不振にも効果を発揮します。そんなクミンをデトックス効果の高いハーブ・パクチーと、こちらもデトックス効果が期待できるレモンと組み合わせ、モロッコ風サラダ・タブーレでいただきます。

モロッコ風クスクスのタブーレ

  • 耐熱ボウルにクスクス20gを入れ、同量の熱湯を入れ、蓋をして蒸らします
  • きゅうり1/2本・トマト1個は1cm角に切り、塩を振って水を出しておきます
  • 紫玉ねぎ1/4個は粗みじんにし、水に放って辛味を抜いたらザルにあげておきます
  • パクチー1株は食べやすい大きさに刻みます
  • フライパンにオリーブオイル大さじ2を入れ、クミン小さじ1/2を入れて熱します。
  • 香りが出たら火を止め、濡れ布巾にのせてさましたら、レモン汁1/2個分・塩レモンペースト適量を混ぜます
  • フライパンごと中身すべてをクスクスの入った耐熱ボウルに合わせ、冷ましたら切った野菜を合わせて出来上がり

BBQにもおすすめ!スパイスとハーブで「ウイグル風羊肉串」

羊肉にはお腹を温める効果があるといわれています。胃腸を整える作用のあるクミン・花椒、消化吸収を良くし食欲増進・血行促進に効果的な胡椒、身体を温め水分代謝・血行を良くする生姜・シナモン、これらすべての食材・スパイスを使って、ウイグル地区や中国の屋台風羊肉串をご紹介します。暑さを吹き飛ばすとともに臭みも消してくれますよ。

ウイグル風羊肉串

  • 羊肉300gは一口大に切り、玉ねぎ1/4個・生姜1片はすりおろします
  • 羊肉・玉ねぎ・生姜をジップロックに入れ、クミン大さじ1・シナモン・黒胡椒・塩各小さじ1・花椒小さじ1/2を入れて揉みこみ、冷蔵庫で2時間以上置きます
  • この時使用するスパイスはすべてパウダーで用意します。またはホールスパイスをフライパンで乾煎りし、ミルか乳鉢で砕いても結構です
  • 漬け込んだ羊肉を串にさし、魚焼きグリルで火が通るまで焼いたらできあがり
  • BBQの時は網の上で返しながらしっかり中まで火を通してくださいね。炭火の香りとスパイスの香りがたまりません!

火を使わず爽やか!「レモングラス緑茶」

暑いときに冷たい緑茶をいただくと、ほのかな甘みとすっきりした苦みで、身体が生き返りますよね。この苦みは緑茶に含まれるカテキンで、抗菌・中性脂肪・血圧・血糖値減少の他高い抗酸化作用があります。体力が落ち免疫力が低下しがちな夏場におすすめの飲み物です。そんな緑茶に、解熱や利尿に効果を発揮するレモングラス、抗菌・血行促進作用のあるペパーミントを加えて、残暑を爽快に乗り切る飲み物をご紹介します。水出しなので簡単な上、レモングラスとペパーミントには抗うつ作用も期待できる優れものです。

ミント&レモングラス緑茶

  • フレッシュレモングラス4本は5cmほどに切り、フレッシュペパーミント一掴みはきれいに洗っておきます
  • 1リットル用のジャグに緑茶15g・レモングラス・ペパーミントをいれ、上まで水を注ぎ、冷蔵庫で一晩置いたらできあがり
  • 時間のないときは熱湯を注ぐと早くできます

熱と湿気を上手に排出して残暑を乗り切ろう

スパイスとハーブ、またこの時期の旬の野菜には、古くから季節に呼応した効果が秘められています。また辛い物も発汗を促し、身体にたまった熱の発散を助けてくれます。こういった効果を利用して、おいしく楽しく、厳しい残暑を乗り切りましょう。残暑のあとには豊穣の秋が待っています。秋の収穫期を元気な胃腸で迎えるためにも、ぜひ参考になさってくださいね。