近年、若い女性を中心に人気を博している「パクチー」は、コリアンダーのタイ語での呼び方で、基本的に同じものです。近年のパクチー流行りから、ハーブとして使われる葉や茎をパクチーや香菜(シャンツァイ・中国語での呼び方)と呼び、スパイスとして使われる種の部分をコリアンダーと呼ぶことが多いように思います。

ではなぜ、近年パクチー人気が高まっているのでしょうか。パクチー人気の理由となった効能から使い方までを、ご紹介します。

油の強い料理に相性抜群!パクチーの使い方

パクチーは、パセリとセロリのクセが同居したかのような、独特の香りが印象的なハーブです。この香りが苦手な方も多いようですが、パクチーの香りの元となる成分・リナロールは、バジルやタイム・セージ・カルダモンなどにも含まれており、これらのハーブと相性が良いです。パクチーの香りには鎮静作用・抗ストレスなどに効果があるので、香りが苦手な方はこれらのハーブと組み合わせて、少量を料理に使ってみてはいかがでしょうか。

パクチーは油の強い料理やクセの強い素材との相性が良いので、これらのスパイスを使った骨付きラム肉のスープの仕上げにパクチーを散らすと、セロリを使ったスープやシチューのようにさっぱりとした香りを与えてくれます。他にも川魚とも相性が良く、中華料理では川魚の煮込み料理にも使われています。

エスニックカレーに欠かせないハーブ・パクチー

パクチーが、「パクチスト」という言葉が生まれるほどに人気となった理由のひとつに、「高いデトックス効果」があります。パクチーにはガンや免疫疾患・アレルギーなどを引き起こす原因となる、重金属を排出する作用があり、この効果が有名になったことにより、パクチーは健康に良いというイメージが広まりました。

そんなパクチーは香りの強いハーブなので、同じように香りの強い料理や、唐辛子などの刺激の強い料理にあわせるのがおすすめの使い方です。そのためパクチーはインドやタイのカレーや炒め物・スープに良く使われます。カレーに使う際は、根や茎を刻んでガーリックやジンジャー、たくさんのスパイスと一緒に炒め合わせて煮込むと、パクチーの香りが全体に柔らかく香ります。お好きな方はカレーのトッピングに葉をプラスすることで、パクチーの鮮烈な香りを楽しめます。

またインドのカレーや炒め物には、パクチーの種の部分がスパイスとして使われています。パクチーをすべて使いつくしたカレーは香り高く、健康効果だけでなく一皿で様々な風味を楽しめる一品として人気です。

女性の美にパクチー!効果的な使い方

フレッシュなパクチーにはビタミンが含まれていて、特に美肌に良いとされるビタミンA・C・Eが豊富です。体内でビタミンAとなるβカロテンは抗酸化作用があり、老化の原因となる活性酸素を除去してくれるので若返り効果も期待できます。これらの効果から、女性を中心にパクチーが人気となったことも頷けます。

そんなパクチーのビタミン効果を最大限に活かすには、サラダとしての摂取がおすすめです。ざく切りにしたパクチーを、紫玉ねぎやきゅうり、サニーレタスなどの葉野菜と合わせ、ボイルした海老と一緒にサラダにすれば、簡単にエスニック風サラダができます。ドレッシングはスイートチリソースやナンプラーを使うと本格的。またごま油との相性も良いので、中華風ドレッシングでも良いでしょう。

パクチーを使いこなして食の世界が広がる!

パクチーはそのフレッシュな香りから、淡白になりがちなお粥やフォーなどの汁麺のトッピングとしてもおすすめです。

葉が柔らかいので刻むだけで爽やかな香りが広がり、簡単に摂取できるのも、パクチーの魅力です。クセの強いハーブですが、使いこなすと無くてはならないハーブになるかもしれません。まずは辛いものやクセの強い料理、油っこい料理から使い始めると、パクチーの魅力に早く気付くことができると思います。