少し前に流行りました「糖質制限ダイエット」。従来のカロリーを制限するダイエットでは肉や油など、おいしそうに見える料理ほど我慢しなければならない傾向にありました。しかし糖質制限ダイエットは、避けたほうが良い食べ物はあるもののカロリーを気にする必要がないため、肉や魚、チーズなども食べられます。
避けたい食材はご飯や小麦粉、根菜類などの甘味の強い野菜や砂糖、そして甘い味付けの調味料です。そんな食材が制限されているダイエットの成功には、食べ飽きないように調味料を工夫することが必要不可欠。そこで糖質の低い調味料をご紹介します。
バターとハーブの香りは糖質の味方!ハーブバター
バターはカロリーは高いのですが糖質が低いので、糖質制限に向いたオイルです。そんなバターにハーブの香り付けをした「ハーブバター」は、料理の彩りやアクセントにおすすめ。身体によく作り方も簡単で、家庭菜園でたくさん収穫できたときや使いきれずに余ったときの利用法としても最適な調味料です。
そんなハーブバターの基本的な作り方は、バターを常温に戻して柔らかくし、お好きなハーブを刻んで混ぜてラップに包み、再度固めたらできあがり。
ハーブはフレッシュでもドライでもよく、バターとハーブに叩いたアンチョビやおろしにんにくを混ぜたり、塩レモンやクリームチーズを混ぜて、コクや風味をアップさせることもできます。合わないハーブはありませんが、フェンネル・パセリ・バジル・オレガノで作ると、食材を選びません。
ステーキやハンバーグ、魚のソテー・蒸し野菜・目玉焼きなどに乗せれば、それだけでソースいらずのおいしさです。
糖質の少ない辛味系調味料とは
中華料理に使われる豆板醤や韓国料理に使われるコチュジャンなどにも糖質は含まれています。そんな辛味系調味料の中から、普段使う可能性の高い調味料の糖質量を少ない順に並べました。100gあたりに含まれる糖質量も記載しておきましたので、参考になさってください。
- 豆板醤3.6g
- タバスコ5.2g
- 柚子胡椒8.2g
- 粒マスタード12.7g
- 練りわさび39.8g
- からし40,1g
- コチュジャン49.4g
- ブラックペッパー66.6g
- ホワイトペッパー70.1g
これらの調味料は1日100g使うことはあまりないと思いますが、辛い物が好きで毎日食べている方や1日当たりの糖質量を細かく計算している方は、より糖質の少ない調味料を使うほうが良いでしょう。
ちなみにカロリー制限ダイエットでは御法度のマヨネーズの糖質量は、タバスコより低い4.5gです。柚子胡椒の約半分の糖質量なんて驚きですね。
マヨネーズを糖質制限に活かす!
先述したように、マヨネーズは糖質の低い調味料です。そんなマヨネーズをベースに、ガラムマサラやエルブドプロバンスなど、スパイスやハーブを使って風味を加えれば、食べ飽きずにいろいろな味を楽しむことができます。
おすすめはツナマヨ。ツナは糖質が引くタンパク質が豊富。糖質制限用のクラッカーやパンに添えたり、よく水切りした豆腐に乗せて食べても満足感があります。
他にもマヨネーズは、柚子胡椒マヨ・豆板醤マヨ・明太マヨ・ゆかりマヨなど、糖質制限中もバリエーション豊かに楽しめる調味料です。
低糖質調味料を使いこなそう
糖質の高めな調味料には、砂糖・はちみつ・みりん・白味噌・ケチャップ・ソース・オイスターソースなどがあります。これらの調味料はできるだけ糖質の低い調味料に置き換えましょう。
肉や魚をお腹いっぱい食べて調味料に気をつければ、糖質制限をもっと楽しむことができます。これでサラダやスープだけのダイエットは卒業ですね。