ついつい食べ過ぎて倦怠感を覚えたり、不規則な食生活・ストレスなどによる胃痛・胸やけは、一刻も早く改善したいものです。もちろん暴飲暴食を避け、規則正しい健全な生活を心がけるに越したことはないのですが、日々の忙しさが溜まり、胃腸の不調となって現れてしまうと辛いですよね。そんな様々な原因・症状による胃腸の不快感を改善するハーブをご紹介します。

やさしく胃腸を整えるマザーハーブ・カモミール

普段ハーブティーを飲まない方でも、カモミールという名前は聞いたことがあるのではないでしょうか。まさにハーブティーの代名詞といっても良いぐらいの知名度のあるカモミールは、ふっと鼻に抜ける花の香りと、りんごを思わせるフルーティーな香りがほのかに感じられるハーブです。

そんなカモミールには胃の粘膜を修復し、食道や胃腸の炎症を抑える作用のある、アズレン誘導体が含まれています。血管や消化管を動かす平滑筋への鎮静作用があるので、胃痙攣や腹痛・生理痛の緩和に効果的です。また、鎮静作用・リフレッシュ作用との相乗効果で、過敏性腸症候群や胃潰瘍など、ストレスが原因となる症状の改善にも効果的と言われています。

カモミールには、一般的なハーブティーに使用される、さっぱりとした味わいの「ジャーマンカモミール」と、それより少し苦みの強い「ローマンカモミール」の2つの種類がありますが、どちらのハーブティーにもこの効果は期待できますので、お好みの味でお試しください。しかし、重度のキク科アレルギーをお持ちの場合、稀にアレルギー反応を起こすことがありますので、注意が必要です。

強い清涼感で胃腸すっきり!ペパーミント

たくさんの品種があるミントの中でもメントール成分の強いペパーミントは、その強い清涼感で咳などの風邪の諸症状の緩和や、緊張性頭痛の緩和に効果的。そして筋肉の緊張を緩める作用から、消化器系の筋肉の緊張緩和、さらに胆汁の分泌を改善して消化を促進してくれます。これらの作用により胃腸の不快感・痛みの軽減、急な腹痛の緩和に効果を発揮します。

食べすぎによる胃の膨満感や倦怠感、消化機能が弱っているときの胃もたれには、ペパーミントティーがおすすめ。食後に1日1・2杯のペパーミントティーを飲み続けると、食欲不振の改善にもつながります。

ただし胃潰瘍を患っている方は、症状悪化の可能性もあるので、かかりつけ医に相談なさってくださいね。

地中海料理に欠かせない太陽のハーブ・オレガノ

トマトとの相性抜群で、料理にも用いられるハーブ・オレガノは、胃腸の調子を整え、消化を促進する作用があります。その効果は料理だけでなくハーブティーにも利用されていて、食べ過ぎや胃もたれを感じるときにオレガノのハーブティーを飲むと消化を助け、食欲不振の解消にも効果的です。

他にもフレッシュなオレガノにはビタミンC・Eが豊富に含まれていますので、抗酸化作用によるアンチエイジングや美肌といった、女性に嬉しい効果も期待できます。

また、強壮作用から心身の疲労回復にも効果的といわれ、胃腸だけでなく、最近なんだかお疲れ気味・・・という方にもおすすめのハーブです。

薬に頼らずハーブの知識を活かした胃腸改善法

ここに紹介した以外にもバジルやフェンネル、ヤロウやキャラウェイなど、胃腸を整えるハーブはまだまだたくさんあります。ただしハーブは薬とは違い効きめが穏やかなので、毎日少しずつ摂る習慣をつけることが重要です。ハーブティーや毎日の食事など、無理のないところから取り入れて、ナチュラルに胃腸を整えましょう。