野菜をたっぷりとりたいけど、サラダは食べ飽きてしまったし、市販のドレッシングには身体に良くないとされている成分が含まれている場合もあります。そんな健康に気遣う方におすすめしたいソースが、メキシコ料理に使われる「サルサ」です。
サルサはスペイン語で「ソース」という意味。スペインやメキシコをはじめとするラテンアメリカの幅広い国々で愛されている調味料です。サルサはフレッシュなタイプも加熱してあるタイプも野菜がたっぷり使われているので、言うなれば「野菜たっぷり調味料」。使い方によってはわざわざサラダを取らなくても野菜を摂ることができる、ヘルシーな調味料なのです。
そんなヘルシーなサルサのレシピと、使い方のアイデアをご紹介します。
保存も可能な牧場のサルサ「サルサ・ランチェラ」
- にんにく1片・青唐辛子2~3本はみじん切りに、玉ねぎ1個は1cmくらいの大きさに切ります。
- にんにくをフライパンで炒め、香りが出てきたら玉ねぎを加えます。
- カットトマト缶1個・チキンブイヨン1個・砂糖小1・塩小1/2~1弱を加え、焦げ付かないように20~30分ほど煮込みます。
- 青唐辛子を加え、全体を混ぜたら火を止め、蓋をしたまま1・2時間ほど置いてなじませたらできあがり。
サルサ・ランチェラはトマトソースに青唐辛子のフレッシュな辛味が加わったバランスの良い味わいで、どんな料理にも合う万能調味料です。から揚げや白身魚のフライに添えたり、タコス・オムレツにかけたり、パスタソース・ピザソースにも使えます。メキシコ料理では、目玉焼きにかけて一緒に煮る「ウエボス・ランチェロス」に欠かせないサルサです。
冷蔵庫で3週間ほど保存できますが、辛味が抜けてきますので、まめに作るのがおすすめです。
トマトの甘味引き立つカラフルサルサ「サルサ・メヒカーナ」
- トマト2個は湯剥きして小さく切り、ザルにあげて余分な水分を切ります。
- にんにく1片・たまねぎ1/2個・青唐辛子1本・コリアンダー3本・ピーマン1個は、すべてみじん切りにします。
- ボウルにすべての具材を合わせ、塩小1・砂糖小1・レモン汁大1/2かライム1個を絞ってよく混ぜます。
- 冷蔵庫で2時間ほどなじませたら出来上がり。
サルサ・メヒカーナは「生のサルサ」という意味を持つサルサ・クルダの一種で、トマトの赤・青唐辛子やコリアンダーの緑・玉ねぎの白の3色がメキシコの国旗であることから名付けられました。タコスに添えるサルサといえば、このサルサを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
タコスの他にもシンプルに焼いた肉・魚料理に添えたり、サラダに混ぜたり、挽き肉と一緒にトルティーヤで巻いたりすると、フレッシュな風味で料理をさっぱりすることができる調味料です。見た目も美しいので、タコなどの魚介類のマリネにのせると華やか。魚介類の和え物にもおすすめです。
食べる調味料・サルサでヘルシー生活!
ごろごろした野菜の具が魅力なサルサは、ヘルシーな万能調味料です。様々な料理に利用出来るサルサは瓶詰めで市販されていますが、自分で作ることで甘味や辛味を調整でき、保存料などの余計な添加物も入っていないので安心です。
サンドイッチの具やご飯のおかずに取り入れることで、無理なくヘルシーな食生活に近づくことができますので、ぜひ普段の食事に取り入れてみてくださいね。