寒い季節の楽しみといえば、鍋です。ことこと煮た鍋のふたを開ければ、ふうわりとしたお野菜の香りやだしの香りが鼻をくすぐり、湯気の向こうのみんなの笑顔が心まで温めてくれます。

そんな鍋をもっと楽しむために、調味料を上手に使って味チェンを楽しんでみませんか?ご家庭で常備しておくと便利な調味料や、簡単に作れる鍋におすすめの調味料をご紹介します。

中華系万能調味料・豆板醬

小さいお子様がいるご家庭だと、キムチ鍋でもあまり辛い味付けは気が引けるもの。そんな時におすすめなのが「豆板醬」です。中華系辛味調味料には麻辣醤や花椒辣醤などもありますが、一番万人受けする辛味が豆板醬です。

豆板醬はそら豆や唐辛子から作られる発酵調味料で、辛味以外にも発酵したまろやかな旨味がありますので、鍋にプラスすると深い辛味とコクが加わります。加熱の必要がないので、取り分けたスープに溶くだけで使える手軽さも魅力のひとつ。

豆板醬以外の風味やしびれが欲しければ、豆板醬に辣油や花椒をプラスしたり、豆板醬と芝麻醤を組み合わせれば、旨味のある辛味と共に、さらに深い胡麻のコクと香ばしさが味わえる最強中華鍋へと味チェンすることができます。

おしゃれな洋風鍋にアクセント・アリッサ(ハリッサ)

モロッコやチュニジア・北アフリカで生まれ、フランスなどのヨーロッパでも楽しまれている調味料・アリッサは、ポトフ鍋・オニオングラタン風鍋・トマト鍋・ブイヤベース鍋など、洋風の鍋にアクセントを加えたいときにおすすめの調味料です。

アリッサはハリッサとも呼ばれ、赤唐辛子を加熱したものにオリーブオイルと塩を加え、ペースト状にした、基本的にシンプルなもの。最近ではにんにくが加えられたものや、パプリカを増やして辛さを抑えたもの、クミンやコリアンダー・キャラウェイなどのスパイスを加えた香り高いアリッサもあります。

そんなアリッサは柔らかいペーストなので溶けやすく、ミルフィーユ鍋やタジン鍋などの汁気が少ない蒸し鍋系にも使いやすいのが魅力です。

常備しておくと便利!自家製唐辛子味噌レシピ

  • 唐辛子(赤唐辛子でも青唐辛子でも可)100gを小口切りに、にんにく1片をみじん切りにします。
  • みりん・砂糖・酒各50g・味噌100g・醤油麹50gをボウルに合わせておきます。
  • フライパンにごま油をひき、唐辛子・にんにくを炒めてしんなりしてきたら、ボウルに合わせた調味料を入れて、水分を飛ばしながら炒めます。
  • 少し煮詰まってきたら酢小2を入れて、さらにお好きな硬さまで煮詰め、仕上げにごま油適量・白胡麻大2を入れてひと混ぜしたら火を止めます。
  • 粗熱を取ったら煮沸消毒をした瓶に詰めてできあがり。冷蔵庫で1ヶ月ほど保存可能です。

唐辛子は生であれば、青唐辛子でも赤唐辛子でもどちらでもおいしく作ることができます。冷えると硬くなるので、煮詰めていくときは少しゆるめくらいの仕上がりのほうが、使うときにちょうど良くなります。

鍋のアクセント以外にも、茹でた大根や温豆腐に添えたり、そのままご飯のお供にもおすすめなので、冷蔵庫に常備しておくと便利です。

ひとさじの調味料で広がる鍋料理!

調味料は加えるだけで世界が変わる魔法の調味料です。ここで紹介した調味料はどれもシンプルな味わいでコクや旨味が含まれている調味料ばかりなので、いろいろな味の鍋に幅広く利用できますし、他の調味料を組み合わせてさらに味の相乗効果を狙うのも楽しいです。

冷蔵庫にぜひ常備して、毎日の料理を楽しんでくださいね。