エスニック料理やカレーに欠かせないスパイス「クミン」。日本の香味野菜・セリのような爽やかな香りと刺激的で華やかな香りの中に、ほのかに苦みを伴うスパイスで、食欲増進・消化促進などに効果を発揮します。そんな様々な健康効果をもつクミンは、食材を選ばない万能スパイスでもあります。そこで毎日クミンを摂るための簡単な使い方をご紹介します。

炒め物にひとふりのクミンでさっぱりと

一番簡単でオススメのクミンの使い方は、炒め物にプラスすることです。使い方のポイントは、「クミンシードを使う場合は調理の最初、仕上げにクミンパウダーでポイント遣いを」です。

スーパーなどのスパイスコーナーへ行くと、クミンには2種類あると思います。それがクミンシードとクミンパウダー。シードを挽いたものがパウダーです。

炒め物にクミンシードを使うときは、まだ冷たいフライパンに油をひき、クミンシードを入れ、弱火~中火にかけます。クミンシードがシュワシュワ音を立てて良い香りがして来たら、食材を入れます。調理の最初に加えることでクミンの香りが油に移り、炒め物全体に優しく香りと効能を行き渡らせることが出来ます。また、食べた時のクミンの食感も楽しい一品になります。

クミンパウダーを使うときは、香りが飛びやすいので仕上げに加えましょう。食材を炒めた仕上げに加えることで、クミンの爽やかで刺激的な香りが引き立ちます。

クミンを使った炒め物は具材を選びません。にんにくや生姜、辛い味付けと相性が良いので、一緒に香りを立たせた後に肉や海老・野菜などの具材を入れ、最後に胡椒を効かせれば辛味との相性も抜群です。胡椒には栄養を吸収しやすくする効果がありますので、クミンの効能をより活かすことにもつながります。

他にも牛肉やラム肉をクミン・花椒を一緒に炒めると中華風の香り高い一品に。にんにく・唐辛子・クミンで野菜を炒めれば、ネパール風の素朴なおかずになります。

いつものカレーにクミンで異国の香り

クミンはカレーに良く使われるスパイスですが、上手な使い方をマスターすれば、ルーを使ったカレーをインド風に仕上げることも出来ます。

基本的には炒め物の使い方と同じように、クミンシードを使う場合はじゃがいもやお肉などの食材を入れる前に熱して香りを立たせ、具材を炒めてルーを入れて全体にクミンの香りを行き渡らせます。

クミンパウダーの場合は具材に火を通し、いったん火を止めてルーを入れるタイミングで一緒に入れると、クミンの香りが飛ばずに全体にキレイになじみます。この時にカルダモンパウダーがあれば一緒に加えることで、爽やかなエスニック風味が強調されます。

量の目安はルーのスパイシーさにもよりますが、4人分のカレーでクミンシードなら小さじ半分、パウダーなら小さじ2/3~1を目安にお好みで調整してください。

クミンにチーズでおつまみにも

クミンはエスニック料理だけではなく、世界各国で愛されているスパイス。ヨーロッパではチーズにもクミンを練りこんでいます。まろやかなチーズにクミンが加わることで、コクがあるのにすっきりスパイシーな味わいを楽しむことが出来ます。

とっても簡単な使い方としては、パンをトーストするときにとろけるチーズとクミンシードを少量ふりかけ、一緒にトーストすることです。

他にもクッキングシートにスライスチーズをのせ、クミンシードをふりかけたら電子レンジ600wで1分半~2分温め、冷めたらクッキングシートをそっとはがせば、おつまみにピッタリのパリパリクミンチーズが出来ます。

毎日の食事にクミンで健康に!

クミンにはたくさんの健康効果があり、食欲を増進させる香りは、様々な料理に利用することが出来ます。エスニック料理に留まらず、毎日の食事に取り入れ、香り豊かに健康を手に入れましょう。